あらすじ

地獄へ乗り込んだダンテこと宇津木涼。地獄の住人たちに護られた彼は順調に最下層をめざす。しかしそこには、地獄の底で待つ者の恐るべき意思があった!一方現世では、ユダ平岡率いる新人類軍団とH・Aがついに激突!レディーは、煮えきらぬ思いを胸に戦いに身を投じるが…。
デビルマンレディー(1)
高校教師・不動ジュンとその生徒達は合宿中、突如獣となった人間・獣人に襲われた。その最中、ジュンは謎の女・アスカ蘭の声を聞く。「目覚めよ!」するとジュンの秘められた力が覚醒し、彼女もまた魔物となり獣人達を屠り去る。ここに獣人=デビルビーストと戦う宿命を持つ女、デビルマンレディーが誕生した!
デビルマンレディー(2)
人間の知性を破壊し、獣人化させるビースト因子。これにより地球規模で始まった、人類の獣人化(デビルビースト化)現象。跋扈するデビルビースト達に対抗するため、不動ジュンは生化学者である両親の手によってデビルマンレディーとなったのだ。その恐るべき力でデビルビーストたちを倒すために…。
デビルマンレディー(3)
デビルマンレディーとなった不動ジュンがかつて水泳選手だったとき、どうしても勝てなかったライバル・黒崎あおい。あおいは、子供の頃に義父の虐待によってデビルビーストを身体の内に育てていた。ジュンに恋するあおいとジュンを犯そうとするビーストに、デビルマンレディーが挑む!
デビルマンレディー(4)
デビルビーストと戦うために人類によって組織されたH・A(ヒューマン・アライアンス)。そのエージェントであるアスカ蘭とともにビースト達を斃すデビルマンレディー・不動ジュン。組織の調査によりデビルビーストの居所をつきとめては彼らを滅ぼしていくジュンは、はたして人類の救い主なのか、凄惨な殺戮者なのか…?
デビルマンレディー(5)
増え続けるデビルビーストが次々と起こす血生臭い事件は、もはや社会的に無視出来ぬ程になりつつあり、政府は国家の統制の元ビーストと戦う事の出来る存在、デビルマンを必要としだした。不動ジュンは、自分の未来に疑問と不安を抱えながらも運命に逆らえず、国家の安全機構に組み込まれていくが…。
デビルマンレディー(6)
豪雪の八甲田山で特別訓練中の陸上自衛隊員がデビルビーストに変身した!アスカやジュンたちは、デビルビースト討伐と、ビースト化をまぬがれた自衛隊員の救助に出動するも、逆にビースト達の罠にはまってしまう!連れ去られてしまったアスカを救うためジュンは死地におもむくが…!?
デビルマンレディー(7)
若い女性ばかりの連続失踪事件。それは古代の最強邪神・ヴラヴァ神復活の儀式のための生贄として、その信者達が女性を連れ去っていたのだった。一方、アスカ蘭のもとに迫り寄る謎の男。…彼こそ、かつてサタンと戦い死んだはずの不動明、すなわち“デビルマン”!一体その目的とは!?
デビルマンレディー(8)
バンデール大使が伝説のヴラヴァ神に変身したその刹那、巨大なエネルギーは時空間に亀裂を生じさせ、ジュンは異界へと落ちていった。そこで彼女が見たものは、羽を持った光り輝く存在に対して戦いを挑む、恐ろしい“悪魔”と異形の軍団だった!生きたまま“地獄”へ落とされたジュンの運命や如何に!?
デビルマンレディー(9)
地獄に迷い込んだデビルマンレディー・不動ジュンの前に現れたのは、デビルマン・不動明だった。地獄の謎を知り現世へ戻るため、2人は大魔王サタンと対面するべく氷結地獄・コキュートスへ向かう。だがその途中には、デビルマン最大のライバル、シレーヌが待ち受けていた!
デビルマンレディー(10)
ジュンと明が対面した大魔王サタンには三つあるはずの首が一つ足りなかった。果たしてその意味するところとは!?明の助けを借り、ジュンは現世に戻ることに成功する。一方、霊体として現世に現れた明は、超能力者・アスカがサタンではないかと疑い、時間遡行をして彼女の正体を探るが…。
デビルマンレディー(11)
現世に戻ったジュンは、地獄での旅のパートナー・不動明への思いをつのらせる。戻ってきた現世ではさらにビーストたちの活動が激化しており、ジュンの働く高校の女生徒・高木も、催眠能力を持つ強力なビーストになっていた!ジュンへの歪んだ憎悪を持った高木とレディーの、死闘の結末は!?
デビルマンレディー(12)
ビーストを「新たなる人類」と呼び、人類を「我らを滅ぼす者」として、ビーストの団結をよびかける神父・ユダ平岡。ビーストと化した人気スター・奈良未来雄の抹殺計画を知ったユダは、彼の救出に向かうが、その眼前で奈良はレディーに殺された。ビーストと人間の闘いは、ここより新しい局面に突入した!
デビルマンレディー(13)
激増するビーストに対して、ジュンの父・不動博士はジュンをH・A日本支部の総司令官とし、ビースト撲滅を急務とすることを決定する。その裏には、「日本に魔王が現れる」という、世界中の予言者たちの言葉があった。はたしてその予言の意味することとは…!?
デビルマンレディー(14)
ビーストの団結を呼びかける神父・ユダ平岡は、“ダンテ”の異名を持つ男・宇津木涼を地獄に送り、「魔王」の現世復活を目指す。ダンテの見た地獄とは……。レディーとユダ、デビルマンノワール、そしてダンテ。それぞれの思惑が交錯し、混迷を深める。勝利者は果たして誰なのか!人類の運命は!?
デビルマンレディー(15)
地獄へ乗り込んだダンテこと宇津木涼。地獄の住人たちに護られた彼は順調に最下層をめざす。しかしそこには、地獄の底で待つ者の恐るべき意思があった!一方現世では、ユダ平岡率いる新人類軍団とH・Aがついに激突!レディーは、煮えきらぬ思いを胸に戦いに身を投じるが…。
デビルマンレディー(16)
不動長官夫人が前夫から聞き出した、アスカ誕生にまつわる驚くべき事実。そのことをを隠し、アスカがジュンに近づいた理由は果たして何なのか。謎の多いアスカの正体とは?一方、「魔王」となり地獄から戻ってきたダンテはどこに向かうのか。ジュンとアスカ、そしてこの世の運命が激動する!!
デビルマンレディー(17)
魔王として現世に戻ったダンテによる大破壊が始まる。魔王を攻撃するため、日本への核ミサイル発射が決定。これに反対する不動長官は、H・Aを、いや世界を動かす“真の長官”の存在を知ることに。そして遂にデビルマンレディー・不動ジュンの、最後の戦いの火蓋が切って落とされた…大長編堂々の完結!!
マジンサーガ

マジンサーガ

著者自身の代表作『マジンガーZ』を新たな視点から再構築した『マジンサーガ』がついに電子書籍で登場!! 精神力で自在に形状を変えることができる超精神物質“Z”。この物質を用いて生み出された“神の鎧・マジンガーZ”。父から託された研究成果である“マジンガーZ”を装着した兜甲児は、その力をコントロールしようとするのだが……。
天空之狗

天空之狗

“神”として“妖怪”として親しまれてきた“天狗”に独自の解釈を加え、イマジネーションあふれる作品世界に昇華させた『天空之狗』がいよいよ登場。天空社は表向きオカルト月刊誌「ミスト」を発行する出版社だが、本来は“天狗”としての使命を果たすためのメンバーが集った超能力者集団“天空之狗”だった。太古の昔より人間の精神に取り憑き、人間を食い物にしてきた闇の魔物・禍霊(まがつひ)の封印が解かれつつあることを知った“天空之狗”は、この世界を守るため“この世の外”との戦いに挑む。
THE BIRD

THE BIRD

永井豪が生み出したもう一つのバイオレンスアクション。中空を考え込みながら舞う翼の生えた人の姿があった。人間の世界に憧れを抱き、ホームを脱走、仲間から追われる身となったデビット・バード。彼の目に映る人間社会とは……? 追う者と追われる者の壮絶な戦いが始まる。
ミストストーリー

ミストストーリー

著者入魂の連作短編集。霧の中では現実が歪み、この世とあの世の境界が現れる。「ミストストーリー」(「霧」の中の物語)、そこにはもう一つの“現実”がある。面や人形に興味を持っている少女・ミコ。友人から冗談っぽく自分の顔が「お面」っぽいと言われ、両手で顔を持つ。──「面」、自殺した丸石の代わりの雪だるまを作っていた白田は、丸石をいじめていた黒条のグループから目をつけられる。翌日、黒条のグループだった徳森と幸原が殺される事件が起きる。──「雪」など7編を収録。
神話大戦

神話大戦

古代インドの長編叙事詩『ラーマーヤナ』を大胆にアレンジし、日本人にも馴染みやすいSFの世界観で展開した『神話大戦 ラーマーヤナ編』がいよいよ登場!! ラーマ王子と美しい妃シータ、勇者ハマヌーンの物語が、永井豪の芳醇なイマジネーションをもとにいま鮮やかに蘇る。突如、ランカ島(現スリランカ)の人々を魔神ラーヴァナが襲う。神にも悪魔にも殺されることがないラーヴァナに邪悪な波動を感じたインドラ神は、インドラの必殺の武器ヴァジラを手に立ち向かうのだが……。「アジアの人々のほとんどが『ラーマーヤナ』の物語を知っているのに、アジアの一員である日本人がほとんど知らないのはかなしい。マンガで描こうと思った」(『神話大戦』解説 永井豪より)