あらすじ

平安末期、信濃国で出会った直と十鴇。宮廷貴族の横暴により家族を失った十鴇のため、禁足地の森で「お塚様」の封印を解いてしまった二人は…!? 新解釈で贈るジャパネスク・ロマン。「玉藻の前」と「九尾の狐」の物語、ここに開幕!!
白妖の娘(1)

平安末期、信濃国で出会った直と十鴇。宮廷貴族の横暴により家族を失った十鴇のため、禁足地の森で「お塚様」の封印を解いてしまった二人は…!? 新解釈で贈るジャパネスク・ロマン。「玉藻の前」と「九尾の狐」の物語、ここに開幕!!

白妖の娘(2)

京に上った十鴇と白妖は着々と地歩を固めていく。そして、ついに姉の仇の宮廷貴族・雲居小路内麿に近づき…!? 一方、陰陽師・安倍泰親の下で修業を重ねる直は…?

白妖の娘(3)

京の空の暗黒星を奏上した陰陽寮の天文博士が怪死体となって発見される。行く手を阻む者には容赦はしない白妖の仕業だった。だが、復讐の同志となった織草の婚約者・滋能勢子に十鴇の素性がバレて…!?

白妖の娘(4)

白妖の呪により旱魃に悩む京。内大臣に雨乞いを命じられた阿倍泰親は弟子の直を助手に選び、摂政は玉藻(十鴇)に祭祀を託した。雨乞い対決の結果は!? そして、敵対しながらも想い合う直と十鴇に、ついに運命の刻が……!! 木原敏江版「玉藻の前」の物語、感涙の完結巻!!