「もしかして兄貴…志尾(しお)さんが好きなの?」絢人(あやと)の兄・央信(ひろのぶ)にキスを仕掛けられた澄一(すみかず)。相手は、高校生の頃からずっと大好きだった人。それなのに…何故か体は拒絶してしまう。自分の気持ちがわからなくなってしまった澄一は、絢人に抱きしめられ、甘えられることで満ち足りた気持ちになっている自分に気づくが、そのことから目をそらし続けていた。一方絢人は、央信が澄一にキスしようとしたことを知ってしまい――。寂しがり屋な高校生×一途だけどずるい大人の淫らで切ない恋物語、急展開の第4幕。