あらすじ

眠りにつけない山鉾たち、さらに疫神も出現。現状打開のため、異例の“冬の山鉾巡行”を開催! 鴎と薙、そして隼は、かつての衛り方・雲雀への愛と絆に苦悩する山鉾・大布禰の心を救う事はできるのか!? 鴎と薙の和風バディ・ストーリー、感動の最終巻!
祇園祭に降る黒い花(1)

病をもたらす疫神(えきしん)を祓う夏の京都の祭り・祇園祭。疫神を引き寄せて祓う人の姿をした「山鉾(やまほこ)」と、一緒に空を飛びながら彼らをサポートする人間の「衛り方(まもりかた)」は、ふたり一組でバディを組む。優秀な兄・隼(じゅん)の後任として、山鉾のリーダー的存在である薙(なぎ)と組む事になった高所恐怖症の鴎(かもめ)。不甲斐ない想いを抱える鴎と、準と比較して苛々する薙のふたりは、果たして信頼関係を築けるのか――…。表題作のほか短篇「泣かぬ神は身をこがす」も収録。薙と鴎の和風バディ・ストーリー、第一弾!! 雑誌掲載時のカラーを再現したデジタル版限定仕様!

祇園祭に降る黒い花(2)

いよいよ初めての山鉾(やまほこ)巡業を迎えた、衛り方ルーキー・鴎(かもめ)と山鉾リーダー・薙(なぎ)。けれど鴎が、調子の悪い山鉾・ツバ黒を懸命にフォローしたため、自分のパートナー以外を手助けする衛り方など前代未聞だと仰天される。さらに後祭では、数百年間、行方不明だった大舩鉾(おおふねほこ)が姿を見せ、他の山鉾たちに異変が……!? 一方、薙の元パートナーにして鴎の実兄である準が、何やら裏で動いていて――…。祭りの最中も、祭りの後も、大混乱。鴎と薙の和風バディ・ストーリー、第二弾!!

祇園祭に降る黒い花(3)

眠りにつけない山鉾たち、さらに疫神も出現。現状打開のため、異例の“冬の山鉾巡行”を開催! 鴎と薙、そして隼は、かつての衛り方・雲雀への愛と絆に苦悩する山鉾・大布禰の心を救う事はできるのか!? 鴎と薙の和風バディ・ストーリー、感動の最終巻!