ほうふくけい
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もし報復が可能になったら? しかも合法的に。死刑制度が廃止され、そのかわりに『報復刑』という新法案が成立した日本。中学生の息子をバットで撲殺された父、夫の局部を包丁で切り取られ惨殺された妻、長年連れ添った糟糠の妻をおもしろ半分に殺された老人。彼らの叫び、怒り、悲しみ、が『報復刑』によって犯人につきつけられる時、どんな衝撃が生まれるのか? コミック配信サイトで100万ダウンロードを記録した超問題作、ついに第1巻配信です。
もし報復が可能になったら? しかも合法的に。死刑制度が廃止され、そのかわりに『報復刑』という新法案が成立した日本。中学生の息子をバットで撲殺された父、夫の局部を包丁で切り取られ惨殺された妻、長年連れ添った糟糠の妻をおもしろ半分に殺された老人。彼らの叫び、怒り、悲しみ、が『報復刑』によって犯人につきつけられる時、どんな衝撃が生まれるのか? コミック配信サイトで100万ダウンロードを記録した超問題作、ついに第1巻配信です。
週末キッチンと丼とこーい!が好きすぎて、読むのを避けてきたこの作品。 絶対ほのぼのしてないだろうし飯作ってないだろうし、カズさん達に似たキャラクターが出てきて苦しんでたら嫌だもん。 と思ってたんですけどやっぱり興味はあるので読んでみました。 comicoのチャレンジのときの絵柄に近い!と懐かしさに浸る間もなく、なんの救いもない殺人が描かれます。 殺された人間の家族が殺人犯に報復する権利が与えられた世界の物語。 読み進めるたびに浮かび上がる「自分ならどうする?」という問い。 「やるかも」と「できない」を行き来するうちに、「報復をしてはならない」という考えがすっぽ抜けていることに気づき、自分が怖くなりました。 それで救われるならば、と思ってしまう気持ちも正直あるけれど…愛する者を奪われた挙句、人を殺した事実までつきまとう人生、どこまでいっても救いがないように思えてしまいます。 だからといって、報復なんてダメだとは言い切れないんだよな…。 ぜひ自分に置き換えて考えてみてほしい作品でした。 辛いから週末キッチン読むぞ