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お嫁に行き遅れていたハルのもとに届いた縁談は、学歴なし、財産なし、収入不安定な年上という、いいところが一つもない女性からのもの。けれど、お見合い写真のさびしそうな目が気になり、ハルはその縁談を受けることに。初恋もまだなハルは、結婚のお相手「先生」との距離感に戸惑うばかりですが、結婚をして、初めて恋を知るのでした。お見合いから始まる初恋の物語、はじまります。
お嫁に行き遅れていたハルのもとに届いた縁談は、学歴なし、財産なし、収入不安定な年上という、いいところが一つもない女性からのもの。けれど、お見合い写真のさびしそうな目が気になり、ハルはその縁談を受けることに。初恋もまだなハルは、結婚のお相手「先生」との距離感に戸惑うばかりですが、結婚をして、初めて恋を知るのでした。お見合いから始まる初恋の物語、はじまります。
嫁に行き遅れていたハルは、小説家の女性との縁談を受け入れ、二人の生活を始める。当初は酷い縁談だと思っていたが、小説家の「先生」は尊敬できる人物で、ハルは次第に彼女を愛する様になる。 見合いから始まる恋と、お互いの弱さを支える物語……それは優しく心に染みる。 ♡♡♡♡♡ 明治・大正期をモデルに、獣耳種族の女性同士の合法的な結婚を描いた本作は、『月が綺麗ですね』と同様の世界観の同人作品。(プロトタイプなのだろうか……) ハルはあまり自分に自信がない。「先生」の人となりを知るにつれ、自分が先生の嫁でいいのかと悩む。一方先生の方も、自分の事をかなり低く評価し、それ故に自分から何も行動を起こせなくなっている様だ。 そんな二人がぎこちなく生活するうち、互いの内面を知り、相手を褒めて、貴方が必要だと告げるやり取りを繰り返す。愛の言葉が、自己肯定感の低い人を肯定し、勇気づける……泣きたくなる程、心に染みるやり取りだ。 この物語を、全ての自己肯定感の低い人に贈りたい。そう思う程、優しい作品だ。