天正十年六月に、本能寺で明智光秀に討たれて死んだはずの織田信長が、なんと生きていた!!復活した信長が抱く、壮大な野望とは果たして…!?本宮ひろ志が描く、新たなる織田信長の伝説が、今ここに始まる!!
本能寺の変のあと、生きた姿で羽柴秀吉の前に現れた織田信長は、“天地夢ノ助”の名前で、秀吉の天下取りを助けることになった。織田家の跡目を争い、睨み合う秀吉と勝家。一進一退が続く戦を動かしたのは、やはり信長だった!!
天地夢ノ助と名乗る織田信長の指揮によって、賤ヶ岳圧倒的な勝利を収めることができた秀吉軍。しかし、北庄城に籠城した勝家は、なおも必死の抵抗を続ける。長引く合戦にケリをつけるべく、信長は勝家の眼前に姿を現した!!
黒田官兵衛の忍に襲われて、渓谷へと落ちる信長。“信長死す”の確証を得た秀吉は、家康と小牧山で対峙する。ところが、信長はまたしても生き延び、今度は家康側へと…!果たして、天下取りの行方は…!?
旧織田家臣の元に志魔・鳥羽城への召集命令が下った!ついに正体を現した信長は、家臣たちに世界取りのための準備を命じる。しかし、いざ大陸へという時になって、家康が反旗をひるがえして信長に襲いかかった!!
織田信長は日本を出て大陸へ向かい、ついに世界を取るための行動を始めたが、女真族のヌルハチが邪魔立てをする。その頃日本では、信長の子・夢暴丸が父のもとへ向かうために海へ出た!!
女真族ヌルハチと出会ってモンゴルへと向かった信長は、ヌルハチに明国との開戦を促される。一方、夢暴丸は真田幸村たちと共に同じくモンゴルへと向かった!モンゴルの民と暮らす信長たちはロシア軍を迎え撃つことに!?
明国との開戦を決意した織田信長。同じ頃、夢暴丸は真田幸村たちと一緒にモンゴルへと渡っていた!イワン雷帝がチンギス・ハーンの墓を狙って進軍をし、ついに秀吉の軍と激突!圧倒的多数を前に秀吉は…。
信長はモンゴルでしばらく過ごしてから、進軍中のイワン雷帝へ向けて秀吉を先発させた。夢暴丸も合流し、いよいよイワンとの激突が始まった!!押され気味の秀吉軍に信長も駆けつけたが、夢暴丸がイワンに捕らえられてしまった。さあ、どうする信長!?
信長は太祖の墓で、太祖の志を継ぐ。大ハーンが復活したことでイワンは敗れ去り、モンゴル平定に成功!!信長と再会した夢暴丸は、母を救うために家康の統治する日本へと向かった!
信長軍は、平定したモンゴルの地で、ヨーロッパを目指すことを決意!しかし信長はたった一人で旅立ってしまうのだった。そして旅先で信長を待っているのは…。
モンゴルを平定し、ヨーロッパ進出を目指した信長は、たった一人で旅立った。行く手で待ち構えていたのは、強大な欧州連合軍だった!厳しい海戦の果てに、信長の目に映ったのはいったい…。世界を目指した信長のもう一つの伝説が、ここに完結!