甲斐国の戦国大名である武田氏の武田二十四将にも数えられる真田幸隆。その後を継いだ三男・真田昌幸は「表裏比興の者」と表される智将。そして「日本一の兵」との異名をとる昌幸の子・真田幸村。真田家三代が現在にも伝わる戦国乱世での大活躍を宮崎惇(原作)と横山まさみち(作画)の強力タッグでコミカライズ。弱小大名でありながら、天下人・徳川家康に恐れられた上田合戦をはじめ、豊臣家の最後の忠臣として出城・真田丸を築き、獅子奮迅の活躍を見せた「大阪の陣」にも迫る!!!本作品は、1970年に執筆された原稿をもとに、当時のカラーを再現した電子書籍です。
少し古い画風ですが、真田家がどのようにして生き残ってきたかをダイジェスト版のように楽しめます。本当は小説の池波正太郎先生のものを読んだら、真田家がいかに苦労したのか感慨深いものがありますが、時間がなくて手軽に真田家の歴史をなぞりたい人におすすめです。これを読んだ後、いろんな真田モノに挑戦してその画風や作風を楽しむのが通の人の楽しみ方かと。