あらすじ

レインマン・雨宮瀑。無数の並行世界にいる、無数の自分と繋がる瀑は 自分の持つ力を正しく使うため、世界をより深く知ろうとしている。曾祖父・流洋の『雨人研究』、祖父・濠重の『新・雨人研究』… これらに散りばめられた要素を目にする中で、瀑は、“レインマンとは何者か?”という問いにぶち当たり、深く調べるようになる。それは同時に、“世界”そのものに迫ることでもあったが―――――!?
レインマン 1巻

主人公・雨宮瀑は母の死を契機に、超心理学研究所に勤める。そんな時、瀑に瓜二つの男が瀑の目の前で自殺。そして精密検査で瀑には脳のないことが判明した。連続する怪事件の意味は? 宇宙を、そして歴史を経巡り物語を紡いできた巨匠挑む、「人間に秘められた力」の世界!?

レインマン 2巻

主人公・雨宮 瀑(あまみや たき)には脳がなかった。だが普通に生活し、脳がないとわかってからは兄の霊、それもなぜか無数の霊を見たり会話することもできる。瀑の前で次々に不思議な事件が起き始める。羊ヶ山(ひつじがやま)団地の怪事件、そしてインテリジェントビルで起こった謎の爆発事故… そして脳がないことを悩む瀑がたどり着いた、この世界の秘密とは…?

レインマン(3)

「私には脳がない。」その代わりに、無数の並行世界に住む、無数の自分と繋がる主人公・瀑(たき)。人間の脳を模式化するロボット・B レインが、世界の根源を知るため、突如激しく暴走しはじめる。立ち向かう瀑!! 両者の最終対決の行方は…!? そして『レインマン』は、第2部「霊(スピリット)」に突入――― あの秀吉も、レインマンとのつながりがあった…!? レインマンが世界に与える影響が、徐々に明らかに…!!

レインマン(4)

レインマン・雨宮瀑。無数の並行世界に生き、無数の自分と繋がる瀑は、曾祖父・流洋が残した『雨人研究』を読み、世界をより深く知ろうとしている。サヴァン、歴史上の人物、雨人であり双子の兄である漣…… これらと雨人の関係が、少しずつ明かされていく―――― そして、瀑と漣という2人の雨人が出会うとき、“世界を改変する戦い”が、始まる―――――!?

レインマン(5)

レインマン・雨宮瀑。無数の並行世界にいる、無数の自分と繋がる瀑は 自分の持つ力を正しく使うため、世界をより深く知ろうとしている。曾祖父・流洋の『雨人研究』、祖父・濠重の『新・雨人研究』… これらに散りばめられた要素を目にする中で、瀑は、“レインマンとは何者か?”という問いにぶち当たり、深く調べるようになる。それは同時に、“世界”そのものに迫ることでもあったが―――――!?

レインマン(6)

宗像教授と、古墳と星の神々の謎に迫る。レインマン・雨宮 瀑は、自らが持つ力を正しく使うため、世界をより深く知ろうとしている。瀑はその過程で、街中に出現した「建造物」に特別な意味があることを悟る。強力な協力者、宗像伝奇 教授を得て、彼とともに迫るのは、古墳に隠された意味、星の神々に隠された謎――――… そして、“来たるべき時”が近づいていると気づいた瀑は、「世界」を変えようと、自ら動きはじめ―――――!?

レインマン(7)

「世界」を解き明かす超本格SF、完結。人間では対処しようもない圧倒的な存在、“彗星”が迫る世界――――― 世界を変える力を持つレインマン、雨宮瀑は、自分の役割を自覚し、“危機”から「世界」を守るために、動き始めた。“危機”を脱するための唯一の鍵は、人々の意識。そう気づいた瀑は、人々の意識に訴え、「世界」を変えようとする。それでも、“彗星”は確実に、着実に近づいてくる。世界を滅ぼす存在を目前にした人々は、何を選ぶのか。そして、レインマンの持つ役割とは、何なのか。星野之宣氏が送る、前代未聞、超高度、超本格SFの最終巻。お見逃しなく。