あらすじ画家にして教育者である父・高山晴美に、生まれてから16年間サバイバル生活を送りながら男手ひとつで育てられた息子・高山晴美。死んだと教えられてきた母に一目会いたいと願う息子と、過去よりも今を見ようとする父。すれ違うふたりのもとに意外な出会いと別れが訪れて――…。家族とは、生きるとは、命とは何かを考えさせられる、感動作第2巻。物語はいよいよクライマックスへ。
とんでもなく非常識で、自分勝手で、自由な父親と、そんなのと一緒にサバイバル生活をしながら育てられた息子の話で、こんなの親としては最悪だろうと思いながら読んでると、だんだんとそんな考えはつまらない事のように感じてくるから不思議です。 「親だって親である前にひとりの人間だ」と言いますがそれを最上級に漫画で表現してる感じです。この父親に育てられた晴美くんを見てると、親というものはこうあるべきという決めつけや思い込みの心がサラサラとほぐれていく感覚を覚えました。読後感は、最高!です。