この巻に収録されているのは、東日本大震災における宮城県内の児童相談所を取材し、関係者の証言と事実を基に構成したフィクションです。津波によって県の合同庁舎に閉じ込められてしまった児童相談所の職員たち。脱出の見込みも立たず、自らの家族の安否もわからない中、児童福祉司たちは不安に震える子どもたちや妊婦などの地域住民のケアをしていた。そしてようやく合同庁舎から脱出できた児童福祉司を待っていたのは、それぞれが担当する子どもたちの安否確認だった。虐待の疑いがある子どもを探すため、県内に200箇所近くある避難所を回る、児童福祉司の梅原や佐藤たち。そしてボランティアとして被災地入りした相川健太が目撃した光景とは…? サンデー本誌掲載時に大反響を呼んだ真剣ドラマシリーズの特別編、最終話までを収録!
駆け出し児童福祉司の相川健太が子供たちを救うために奮闘する姿が描かれます。 これは漫画かもしれないけど、現実でもこのようなことが起こっているんだなあと思うと胸が痛みます。 例え親でなくても健太のように子供たちを想う大人は必ずいるはず。 辛い状況にいる子たちがどうにか幸せになりますように、自分にも出来ることがないかいつも考えていかないといけませんね。 深い作品です。