あらすじ

玲一の情熱的すぎるセッ●スは、はじめての美鈴をも夢中にさせた。息つく間もなく与えられる快楽を受け止めるだけで精一杯で、ささやかな愛撫ひとつ返すこともできない。そんなつたない美鈴を玲一は丁寧に愛してくれた。事後、気を失った原因が、激しすぎるセッ●スのせいではなく、怜一の「血の秘密」にあることを知った美鈴。飢えるほどに求めてしまう心と体とはうらはらに、ここを出なくてはならないと思う美鈴だったが…。
君は媚薬(1)

「俺のこと、探してたんだろ?」最近渋谷で噂になってるナンパ師、通称”ハンター”。夜な夜な女の子をナンパしてはHしているという彼の素顔を誰も知る人はいない。ナンパされた女の子たちは、気持ちいいHでとろかされてめろめろにされて、目覚めたときには一人、ハンターの素顔をはっきりと覚えていない、というのだ。謎めいたハンターを探そうと、友達と渋谷に赴いたヒカリ。路地裏でセッ●スしている男女に遭遇してしまう。ひとめもはばからず喘ぐ女にあてられて、あわてて逃げ出したヒカリ。ちらりと見えた男――たぶん、ハンター――はヒカリの知ってる男だったが…。

君は媚薬(2)

渋谷で噂になってるナンパ師、「ハンター」の正体を知ってしまったヒカリ。どんな女の子でもめろめろにしてしまうというその超絶テクにイカされて、ハンターの思うがまま翻弄されてしまう。気持ちのよすぎるHに、われを忘れて溺れるヒカリ。こんな風に感じたことない…恍惚としたヒカリはハンターの冷徹な言葉にショックを受ける。「これで終わりだ」――いままでの女の子たちみたいに彼のことを忘れてしまいたくない…!涙ながらに目覚めたヒカリは、自分の体の異変に気がつくが…。

君は媚薬(3)

女性を惹き付けて離さない男…ハンターの正体はヒカリが通う大学の助教、蒼(そう)だった。昼間は目立たない陰気な男、夜は魅力的で大胆な性の狩人。二面性を持つ彼への好奇心からはじまった関係は、蒼の秘密を知るにつれさらに深いものへとなってゆく。心の結びつきに比例して、さらにHもきわどいものに。求められれば求められるほどうれしいヒカリは、大学の構内でさえ蒼を受け入れてしまう。誰かに見られちゃうかも、という不安さえ興奮のスパイスに。そんなラブラブなふたりに新たなトラブルが!?

君は媚薬(4)

特異な遺伝子を持つ男…蒼(そう)の、女なら全てを虜にしてしまうその特殊体質と絶妙なH。それら全てを受け入れて愛するヒカリの前に現れた男――リク。人気バンドのボーカルをつとめるリクは、初対面のときからヒカリを舐め回すような目で見つめてきた。「女は全員オレのイケニエだ」と豪語するリクは、イケメンだけどチャラくて、悪い噂の絶えない芸能人。そのいやらしい視線に戸惑いながらも、当然からかわれているだけだと思うヒカリだったが…。

君は媚薬(5)

誰にも言えない秘密と濃厚すぎるH。蒼とヒカリを繋ぐ絆は毎日のように重ねるからだとともに、強いものになっていた。そこに入り込む一人の男…リク。魅力的なステージで女性ファンを虜にするバンドのボーカルでありながら、初対面からヒカリを特別扱いしてきた男。濃厚なフェロモンを出し続ける男ふたりに求められて、動揺するヒカリ。愛しているのは蒼、けれどリクの奔放さについ振り回されてしまうのも事実で…。

君は媚薬(6)

女性とのセッ●スや血液でしか精力を保てない…しかも交わった女性は精力を奪われ体調を崩してしまう。そんな特殊な体質を持つ蒼は、過去行きずりの女性とばかり関係を持っていた。ヒカリと愛し合うようになった今は、健康で健全なヒカリただ一人との親密な関係に満足していた。そんな二人の間に新たなトラブルが。また渋谷でナンパ師「ハンター」が出没したというのだ。私とのHじゃ足りなかったの!?ショックを受けるヒカリはこっそり真実を探り出そうとするが…。

君は媚薬(7)

「お前は美味そうだ、いいにおいがする…」昭和初期、数人の女性とともに「愛人」として売られた美鈴(みすず)。若い女を買ってもすぐに病院送りにしてしまうという噂を持つ男、有須川怜一が美鈴の新しい「ご主人様」だった。血塗られた噂と違い、清廉なイメージを持つ怜一を見た美鈴は本能的に惹かれてしまう。危険な男、悪い男、だと思うのに体が求めるのは止められなくて…。大人気シリーズ待望の新章!

君は媚薬(8)

玲一の情熱的すぎるセッ●スは、はじめての美鈴をも夢中にさせた。息つく間もなく与えられる快楽を受け止めるだけで精一杯で、ささやかな愛撫ひとつ返すこともできない。そんなつたない美鈴を玲一は丁寧に愛してくれた。事後、気を失った原因が、激しすぎるセッ●スのせいではなく、怜一の「血の秘密」にあることを知った美鈴。飢えるほどに求めてしまう心と体とはうらはらに、ここを出なくてはならないと思う美鈴だったが…。

君は媚薬(9)

閉じ込められた屋敷の中で、怜一の愛を巡って女たちの嫉妬がぶつかり合う。怜一の隠された優しさに触れるごとに、欲望や本能以上に心が引かれていく美鈴は、誰よりも側にいたいと願うようになっていた。怜一もまた、美鈴との愛情のあるセッ●スに今までの義務のような関係とは違うものを見いだしていた。けれど重ねられるセッ●スは次第に美鈴の体をむしばんでゆき…。

君は媚薬(10)

「オレが満足させてやるよ」新人OLはるかには誰にも言えないヒミツがあった。上司の久保に憧れているけれど、ヒミツのせいで積極的になれないでいる。そんなはるかの前に元カレの祐があらわれて…。大人気シリーズ待望の新章スタート!

君は媚薬(11)

「汚い私を奪って支配してくれるのは…」ヒミツを隠したまま上司の久保とHをしたはるか。幸せにひたるはるかに、祐が現実を突きつける。過去、ふたりが付き合っていたころの激しく切実なHのことを…。

君は媚薬(12)

「お前のカラダに未練があるんだよ」上司の久保と元カレの祐。ふたりの男に求められて戸惑うばかりのはるか。好きなのは久保だけど、祐は初めて自分のすべてを受け入れてくれたひと。迷うはるかを巡って、ふたりは仕事で勝負をつけることに…!?