あらすじ家を飛び出し、たった一人で野良猫のように生きてきた冬司は、かばんを盗んで追われている途中、気を失って倒れてしまう。目覚めるとそこは、身寄りのない子供たちが暮らす養護施設だった。助けてくれたのは施設で暮らしている雪也で、「帰る場所がないなら、俺がアンタをもらってもいいか」言われた冬司は、その言葉の意味に戸惑いながらも初めて誰かに必要とされる嬉しさを知り――。