あらすじ

人はだれも運命という名の出会いを持っている。それはわたしたちが望もうと望まないとかかわりなくやってきて人を定められたレールの上へみちびいてゆく。出会い――そして別れ。それは人生の分岐点…。8年振りに帰ってくるという従姉・ヴァレリアからの手紙に有頂天のモナ。しかしそれは、想像もつかぬ程の陰謀と愛と憎悪の交わる壮絶な物語のプロローグでしかなかった――。
従姉ヴァレリア 1 許されぬ愛ゆえにの巻

人はだれも運命という名の出会いを持っている。それはわたしたちが望もうと望まないとかかわりなくやってきて人を定められたレールの上へみちびいてゆく。出会い――そして別れ。それは人生の分岐点…。8年振りに帰ってくるという従姉・ヴァレリアからの手紙に有頂天のモナ。しかしそれは、想像もつかぬ程の陰謀と愛と憎悪の交わる壮絶な物語のプロローグでしかなかった――。

従姉ヴァレリア 2 いま神にめされての巻

モナを愛するあまりその愛をまっとうするため、過去を知り邪魔する者を次々に手をかけてきたマリー・アン。自身の病も悪化する中で、ついにモナの心をつかんだと思われた――。一方でマリーの素性を疑いながらも、その美しさ、ひたむきさに惹かれてしまうジャーディン。複雑な人間模様が交錯する中、モナとマリーに新たなる風が吹き荒れる…。