あらすじ

淳に渡したお守りと同じものを利央の部屋で見つけた朱里。お守りのことを聞けないまま、バイトの最終日を迎えてしまう。「利央と会うのは今日が最後だよね…」話そうとあせる朱里だけど、利央に「お疲れ様でした」の一言で背中を向けられてしまい…。淳とも利央とももう会えない。朱里は淳が最期にいた場所に行くことを決意するが!? 全ての思いが明らかになる衝撃の最終巻!
キスより近く、君より深く 1巻

私達のキスはいつもキャラメルバニラの味がした――。高校1年生の夏、朱里の隣には淳がいた。優しくてかっこ良くて、朱里を大切にしてくれるステキな彼氏。きっとこの夏、キス以上の関係になる。でも淳となら嬉しい。何も怖くない。ところが夏休みの展望台デートで突然の転校を告げられて…。「俺は朱里を大好きだから、どこにいてもかわらない」その言葉を信じ私達は永遠を誓い合った。それなのに、夏休み明けに朱里に届いた知らせはあまりにも残酷で…。あれから約1年、再び夏が巡ってきた。朱里はバイト先の海の家で、理央という大学生と一緒に

キスより近く、君より深く 2巻

「俺にしたらいいだろ、俺とつき合おう」彼氏がいると言った朱里に、利央はまっすぐ見つめ返し――。淳の声がまだ耳に残っているのに、いつもと違う真剣な利央に思わず言葉を詰まらせる朱里。すると「簡単に信じるな」とバカにされてしまい――。「チャラ男がっ!」とイラつきながらもバイトを頑張る朱里だったが、ある日、台風で電車が止まってしまい利央と一緒に海の家で一晩過ごすことに!びしょ濡れの服を脱いで体をタオルで包み込む。お互いの体温を感じながら、停電による暗闇の中ふたりは――。

キスより近く、君より深く 3巻

「私…利央が好きなのかも」自分の気持ちに戸惑う朱里。そんなとき、利央がバイトを無断欠勤! 「一人暮らしの家に行くなんて!」様子を見に行くよう頼まれた朱里は、ドキドキしながらチャイムを鳴らすが返事がない。鍵が開いていたので恐る恐る家に入ると、利央が熱で寝込んでいて!? 看病しつつ、寝顔を見ているとキスしたことを意識してしまい…。無理に起き上がった利央を支えきれずに一緒に倒れこんだ朱里は、利央の顔が近づいてきても逃げだせず――。

キスより近く、君より深く 4巻

淳に渡したお守りと同じものを利央の部屋で見つけた朱里。お守りのことを聞けないまま、バイトの最終日を迎えてしまう。「利央と会うのは今日が最後だよね…」話そうとあせる朱里だけど、利央に「お疲れ様でした」の一言で背中を向けられてしまい…。淳とも利央とももう会えない。朱里は淳が最期にいた場所に行くことを決意するが!? 全ての思いが明らかになる衝撃の最終巻!