あらすじ第15回文化庁メディア芸術祭大賞作家の第3巻!あおまんじゅうと呼ばれる森で人間の青年・蒼一と精霊たちが繰り広げる感動ヒューマンファンタジー。一向に姿を現わさない風の精霊・科子への思いは募る一方の蒼一だが……!?
ファンタジーという言葉の示す範囲は非常に広いのですが、このタイトルは日本におけるファンタジーの一つの最高到達点と言っても良いと思っています。 人ならざるものと恋に落ちる。そう書いてしまうと月並みな物語ととらえられてしまうかもしれませんが、この作品では岩岡先生の巧さを感じることが多く、読み終えて良かったなあという感想を抱きます。 季節の移ろいを感じる物語なのですが、読み終えるときっと暖かな気持ちになる、そんな作品でした。