あらすじ

四凶と呼ばれ、国から逃げた渾沌の配下の者によって連れ去られた西王母を助けるため、外国(そとくに)へと向かう準備を進める一葉たち。しかし、その儀式のさなか、一葉の身体は敵によって奪われてしまう。目が目覚めた一葉は、なんと過去の世界にいて! ?四凶と恐れられた者たちの印象は、過去を見ることで変わっていき…! ?この世界の仕組みに踏み込んでいく、過去編がついにスタートです! !
ハイガクラ 1巻

世界に流出した神々を連れ帰る任務を担う歌士官・一葉は、神を探して日本まで足を延ばしたが……。大人気『あまつき』の高山しのぶが描く壮大なる中華風ファンタジー、堂々開幕!!

ハイガクラ 2巻

出会った少年が、土地の女神より、留守を言い渡された雷獣だと気づいた一葉達。しかし、雷獣は女神によって角を奪われ、力の源となる雷を集めることができなくなっていた――…。大人気「あまつき」の高山しのぶが描く、壮大なる中華風ファンタジー、第2巻登場!!

ハイガクラ 3巻

遥池宮へと連れてこられた白珠龍と友達になった一葉。彼は、自分が初めて歌士として仕事をこなした時のことを話し出す。四凶の一人「共工」の足跡を辿るため、ミクロネシアを訪れた一葉。彼は森の奥で、とある生き物と出会う…。一葉とテンコウとの出会いを綴った第3巻、登場!

ハイガクラ 4巻

一葉とテンコウの出会い。それは不思議の連続だった。何者かもわからないテンコウを使役することに成功した一葉は、徐々に彼との絆を強めていく。一方、西王母として生きることになった白珠龍(はくしゅりん)は、自分の本当の姿を隠し、重責に耐え続ける。四神を失い、国の支えを失った世界で、彼らはひたむきに生きる。

ハイガクラ 5巻

歌士官を目指す少年・螺春(らしゅん)。彼の友は従神を外の国から連れてくるまで成長していたが、自分は未だ試験にさえ合格できないでいた。目指すのは、一葉のような歌士官。そんな彼が一葉と出会った時、すでに国では大きな陰謀が動き始めていた…。

ハイガクラ 6巻

四凶の一人である共工の部下、相柳(そうりゅう)。かつて彼は渾沌と結託し、他の神々を裏切ったと言われる。四凶を追いながらも真実を知ることがなかった一葉。彼にとって重要な人物が、この件に関わっていることを知った時、新たな決意が生まれる──。

ハイガクラ 7巻

一葉の正体を検討していく中で、帝江と関係があるのではないかという可能性が出てきた。その危険性から一葉は歌士の仕事を禁じられ、仲間を奪われる。気持ちが荒む一葉の前に現れたのは、一葉以上に国を憎む山烏だった――。

ハイガクラ 8巻

自分は一体何者なのか――その真相に迫るため、白豪に自身の過去を問うた一葉。その問いに対し白豪は、一葉が「意志を持った帝江」であると告げる。多くを語らぬ白豪に勧められ、彼はさらなる真実を求めて生まれ育った森へと向かう――…。大人気中華ファンタジー、世界の真実に迫る第8巻!!

ハイガクラ 9巻

龍王の行いを聞いた一葉たち。中でも丙閑の衝撃は大きく、未だ信じられないようであった。彼らは龍王の人物像を知るため、主従関係にある采和に話を聞くが――。紐解かれる国の成り立ち。そして龍王の行動に秘められた真意とは? 連載をゼロサムオンラインに移した大人気中華ファンタジー第9巻!!

ハイガクラ 10巻

先代西王母を呪い殺した蚩尤の急襲を受けた一葉たち。白豪や比企、てん紅が次々応戦するが、その力を前に防戦一方となる。だが、蚩尤はぼろぼろの彼らに止めを刺すことなく、現西王母・珠龍だけを攫って姿を消した…。大人気中華ファンタジー最新刊!

ハイガクラ 11巻

国をかつて支えていた四凶のうちの二神、混沌と共工。行方のわからない共工の部下である相柳は、混沌と手を組み、国に反旗を翻す。そんな中、彼らの仲間である蚩尤によって西王母・珠龍は一葉の従神・流とともに外国に連れ去られてしまう。ピンチを一人で乗り切ろうとする中、彼女に手を差し伸べたのは、とある歌士官だった!?

ハイガクラ 12巻

外国へと攫われた西王母・珠龍と、一葉の従神・流。珠龍は武夷の手を借り、国へ戻る算段を立てる。一方、珠龍たちを連れ戻すために外国へ向かう許可を得ようとする一葉。八仙から与えられた試練に挑むも、一筋縄ではいかず――!? 奪われたものを取り戻すために動き出す第12巻!

ハイガクラ(13)【電子限定描き下ろしマンガ付き】

八仙の協力を得て、外国へと向かうための準備を進める一葉たち。一葉の従神たちも彼と戦うことを誓う。しかし、変貌するてん紅に不安を覚える比企は…。一方、外国で追いつめられる珠龍は意外な人物と手を組むことに!? 最凶の協力者を得て、渾沌に退治する!

ハイガクラ(14)【電子限定描き下ろしマンガ付き】

蚩尤の助けで力を取り戻した流。しかし、渾沌として現れたのは、かつて共に過ごした金雀だった。蚩尤や珠龍の言葉を信じられず、金雀のもとへ行き、真意を尋ねるが…? 一方、泥人形を使用したはずの歌士官全員が反魂されず、死亡する事件が発生し――。

ハイガクラ(15)【電子限定描き下ろしマンガ付き】

四凶と呼ばれ、国から逃げた渾沌の配下の者によって連れ去られた西王母を助けるため、外国(そとくに)へと向かう準備を進める一葉たち。しかし、その儀式のさなか、一葉の身体は敵によって奪われてしまう。目が目覚めた一葉は、なんと過去の世界にいて! ?四凶と恐れられた者たちの印象は、過去を見ることで変わっていき…! ?この世界の仕組みに踏み込んでいく、過去編がついにスタートです! !

ハイガクラ(16)【電子限定描き下ろしマンガ付き】

生命の源と呼ばれる「帝江」となり、過去と思われる世界に放たれた一葉。その世界で、凶神の一人である共工に出会った一葉は、彼が自分の従神であるテン紅であると認識する。伝説とは違う面を持つ、共工とその仲間の神たち。そして、人間の行いを体験する一葉は…。彼の体験は、未来の世界に影響するのか!? 神々と人間を描く、中華ファンタジー第16巻!

ハイガクラ(17)【電子限定描き下ろし付き】

八仙の一人、張果老の裏切りにより、身体を失ってしまった一葉。帝江として、過去の神話の世界を体験する。そこには自分の知らない神と人との世界があった。新たな知恵を手に入れ、現代によみがえった一葉は少しずつ変わる未来に挑む。しかし、さらなる裏切りの前兆が…!?