あらすじ小林忍(こばやし・しのぶ)は、自分の淋しさをわかってくれた担任の山崎太一(やまざき・たいち)に、同じ孤独を見出してしまった。人と真剣に向き合うのが怖くて、ずっと他人との関わりを避けてきた忍だが、クラスメートの高橋和馬(たかはし・かずま)のまっすぐな好意に、自分も恐れずにぶつかっていこうと誓う。思いを告げた忍に、太一も少しずつ心を開きかける。しかし、太一が心を閉ざしてしまった理由が明らかになり……。近づくほどに想いは募る、近づいただけ心が軋(きし)む――。急転回のせつない恋愛模様。