あらすじ

はじめて出会ったあの時から、ボクらは互いに惹かれあっていた。でも、その想いが強ければ強いほど、ボクらは戸惑い傷つけ合ったね。ボクはいつもキミを泣かせた。いっぱいいっぱいキミを泣かせた。ごめんね。それでもボクはキミと一緒に歩きたい。羽鳥と真緒のピュア・ラブストーリー、完結巻!!
キス、絶交、キス ボクらの場合 1巻

あの頃から好きだった。ホントはお互い、想いあっていた。でも、ボクらはあまりに子供で、素直に気持ちを伝えることができなかった。あれから5年──恋人同士になったボクらは、少しはオトナになれたのだろうか!?優等生の真緒とやんちゃな羽鳥。見つめるだけの片想いからようやく両想いになったんだけど、違いすぎる2人は想いあうほどすれ違う…。藤原よしこが描くピュア・ラブストーリー!!

キス、絶交、キス ボクらの場合 2巻

大好きだから、どうしたらいいのかわからなくなる。大好きだから、嫌われるかもしれないと思うと怖くなる。やっと恋人同士になれたのに、素直に伝えれれない想いに悲しくなる。それでもまだ今日を一緒にいられることに、泣きたくなるほどうれしくなる――。

キス、絶交、キス ボクらの場合 3巻

今よりもほんの少しだけ近づきたい…。ただそれだけのことなのに、気がつくとボクらの距離は、またちょっと遠くなっている。この触れた指先から、キミへの想いが伝わってくれたなら、キミは笑ってくれるのだろうか――。

キス、絶交、キス ボクらの場合(4)

2人が出会ったのは小学生の頃。気になるのに、近くにいるのに、遠い存在だった。同じ中学に通った3年間も決してそれは変わらなかった。でも、あの卒業式の日、羽鳥と真緒は「恋人」になった。だけど大人に近づけば近づくほど、「好き」だけじゃ一緒にいられない…。

キス、絶交、キス ボクらの場合(5)

こんなにこんなに好きなのに、どうして素直になれないの?心の中で繰り返している、言いたい言葉はひとつだけ。なのに今日も、あたしはそれを、伝えることができないの。あたしがあなたに言いたい言葉。あなたがきっと聞きたい言葉。明日会えたら今度こそ、ぜったいぜったい伝えよう。あなたのとびきりの笑顔が見たいから。

キス、絶交、キス ボクらの場合(6)

すれ違ってばかりいた2人が両想いになってから、ちょうど1年。羽鳥を好きなこの気持ちを、もっといっぱい伝えることができるなら、なんだってする。そう思っているのに、相変わらず素直になれないあたし。それでも羽鳥は優しくて、あたしだけを見てくれる。だからどんなにコワくても、今度こそ「好き」の言葉を伝えよう。

キス、絶交、キス ボクらの場合(7)

ずっと見てた。ずっと好きだった…君のこと。そしてたくさんの遠回りをして、ボクたちは両想いになったよね。でも、それはゴールじゃなくて、「始まり」だった。ボクたちは先の見えないちっちゃな道を、少しずつ、ホントに少しずつ進んでゆくんだ。互いの手の温もりだけを頼りに。これからもずっと――。

キス、絶交、キス ボクらの場合(8)

キミはいつも、強くてかっこいい。ボクはそんなキミが、とても好きだったんだ。でも、最近少しずつわかってきたコトがある。ボクと一緒にいるキミは、泣き虫でかわいい、フツーの女のコだってコト。そして、ボクだけに見せてくれるそんなキミのコトを、ボクはもっともっと好きになるんだ。

キス、絶交、キス ボクらの場合(9)

大好きだから、ボクらは今、ここにいる。大好きだから、ボクらはずっとこれからも一緒のはず――そう思ってた。でもそれだけじゃ、キミのそばにはいられない。キミを幸せにはできないんだ。もうあの子供の頃とは違う。ボクらは成長して、これから大人になってゆく。

キス、絶交、キス ボクらの場合(10)

はじめて出会ったあの時から、ボクらは互いに惹かれあっていた。でも、その想いが強ければ強いほど、ボクらは戸惑い傷つけ合ったね。ボクはいつもキミを泣かせた。いっぱいいっぱいキミを泣かせた。ごめんね。それでもボクはキミと一緒に歩きたい。羽鳥と真緒のピュア・ラブストーリー、完結巻!!