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無道刹那は実の妹・紗羅への許されざる愛に悩み苦しむ高校生。ある時刹那は、かつて天地大戦で神に叛いて敗れた女天使アレクシエルの生まれ変わりだと告げられ困惑する。そんな折、アレクシエルの双子の弟ロシエルが復活し…!?
堕天使アレクシエルの生まれ変わりである宿命と実の妹の紗羅への愛に苦しむ刹那。だが刹那はついに紗羅に自分の想いを打ち明け、禁断の恋を成就させる。一方、吉良は刹那の加藤殺しの罪を被って警察に捕らえられて…!?
元の肉体を失った刹那の魂は、女天使アレクシエルの肉体に宿ってしまう。天界へ向かう決意をする刹那だが、彼と九雷を悪魔側の手中に収めようと企むベリアルの罠が――!?
四大天使が揃った地上で、ついに救世使・刹那の本体が復活！座天使長（グレートトロウンズ）ザフィケルの手引きでついに至高天に潜入するが……。新章・至高天形成界（イエツィラー）編スタート!!
刹那との再会もつかの間、身代わりに置いてきたリルの身を案じた紗羅は、自ら投降して幽閉される。一方、刹那をかばい銃撃されたザフィケルは、天使の極刑「羽落とし」に遭おうとしていた。刹那は中空回廊に乗り込み救出を図るが…!?
劣勢挽回の為に、紗羅＝ジブリールの裁判を早めるセヴォフタルタ。前代未聞の天界裁判にロシエルや謎の大男が姿を現す中、紗羅は人質を取られたラファエルによって声を奪われ窮地に立たされる!!裁判所に辿り着いた刹那は…!?
天界の覇権を握ったロシエルと復活した魔王ルシファー＝吉良が刹那たちの前に立ちはだかる。一方、紗羅は悪夢に蝕まれ…。ついに第三次天地大戦の火蓋が切られる最終章・至高天神性界（アツイルト）編突入!!
神性界（アツイルト）にある、すべての謎が隠された神の塔（エテメナンキ）…。そこで暴かれるアダム・カダモンや創世神の正体とは？そして刹那と紗羅の愛の結末は――!?時空を越えた壮大なる愛の叙事詩、ついにグランドフィナーレ!!
どうやら続編が出たと。 そのためか、キャンペーンで１・２巻が無料公開中（2023年7月現在） むかーし読んだと思っていたもののどうやらソレは一部だったのか、どこを読んだかも憶えてないうろ覚えぶりだったので、エイッと勢いで購入して読み途中。 当時、今で言う"厨二病"な女子を大量生産していた一端となる本作。 年代の背景が見えてくるのはビジュアル系とかメディアとのリンクを知ってるか否かで結構変わっちゃうとは思いますが… マンガ自体は一回読み出すとずーっと同じテンションで物語が進み…と思いきや唐突に緩急が出てきたり、著者の試行錯誤が目に見えて楽しい。 序盤のマンガとして古臭くて恥ずかしい！くすぐったくて読めない！ みたいな世代的な苦行パートを抜けるまでちょっと大変でした。 （まだ電子愛蔵版？の６巻ですが、この辺でようやく抜けてきたかもと感じる） ちなみに１冊で２〜３巻分の厚みがあります。400Pぐらい。 なんだか褒めてない気がしてきたんですが、絵はキレイだし（上手いとは言わないでおくけど）キャラもいっぱい出てきて好みが刺さるのがきっと見つけられると思います。 あと少女マンガのバトルとか呪い系好きだったらなお刺さるかなと。 ただ、物語の内容が非常に癖があり、愛憎乱れ撃ちな天使のシガラミが多方面を巻き込みまくってエライコッチャなお話。 各天使と天界設定など、盛りだくさんではありますが主軸は兄弟愛。 読んでると頭が90年代になるんだけど、この空気感はやっぱり90`sの良さだと思います。 ※このシーンは台詞がめちゃくちゃ多くてネタバレを含まないフキダシがほとんどない本作において珍しい見開き