あらすじ

杏の母、大悟の母、藤の母…三人がまだ少女だった頃の恋物語を描く『カナリヤ』。杏との婚約を解消した佐倉(さくら)が、赴任したN.Y.で千衣(ちい)ちゃんと遭遇する『夏休み。』。少年時代の藤が体験した、忘れられないクリスマスの思い出がつまった『プレゼント』。「砂時計」ファン待望の番外編を3編収録!※収録作品/カナリヤ/夏休み。/プレゼント
砂時計 1巻

植草杏、12歳。両親の離婚を機に母親の実家・島根に越してきた。田舎独特の雰囲気をなれなれしくプライバシーが無いと感じた杏。だが、近所に住む大悟と知り合い、徐々に自分の居場所を見つけるのだった。しかし、彼女を支える母親が仕事中に倒れて…!?現在、過去、未来をつなぐ恋の物語、第1巻!!

砂時計 2巻

なれない田舎での生活、そして突然の母の死を祖母と仲間たちと乗り越えてきた杏。幼なじみの大悟とつき合い始め、ようやくフツーの女の子らしい生活に。恋する心の愛しさとはかなさを感じながら、多感な15歳という今は別れの季節でもあるようで…!?

砂時計 3巻

不器用でもまっすぐな恋をする杏と大悟だが、杏の父親との再会によって2人の仲は一変する。形は違えど亡き母を想う父と東京での生活を杏は選び、大悟との遠距離恋愛が始まった。一方で、名門月島家の跡取りとして、同じ東京で暮らし始めた藤だが…。現在、過去、未来をつなぐ恋の物語、第3巻!!

砂時計(4)

藤が失踪した。不安な気持ちを抱えたまま、島根で大悟と冬休みを過ごす杏。母の死から4年たった今でも、冬という季節は杏の古傷をうずかせる。そんな時は大悟の存在がなおさら温かく感じられるはずなのに、4年の歳月は2人の関係を微妙に変え…!?現在、過去、未来をつなぐ恋の物語、第4巻!!

砂時計(5)

流れる月日は人を強くも弱くもする。迷いながらも自分と向き合い、成長した藤(ふじ)。一方、大悟(だいご)に「距離をおこう」と言われ、不安な気持ちに囚われる杏(あん)。そして、とうとう苦しみながらも、ぎりぎりの愛情の表れとして、彼女が大悟に出した切ない答えとは…!?現在、過去、未来をつなぐ恋の物語、第5巻!!

砂時計(6)

好きだから一緒にいられない…一緒にいると不幸にしてしまう…痛切の想いで大悟に別れを告げた杏。──あれから半年が過ぎ、進路問題に直面した杏だったが、いまも別れの痛みや想いを引きずったままでいた。そんな杏が前に進むためとった行動とは!?現在、過去、未来をつなぐ恋の物語、第6巻!!

砂時計(7)

大悟(だいご)への想いと決別するように、藤(ふじ)と付き合い始めた杏(あん)。しかし忘れようとすればするほど、想いは強くなるばかりだった。藤のことを好きな気持ちは本当。でも、もっともっと好きな男(ひと)がいる───それが、杏の出した答えだった。そしてまた独りに…。現在、過去、未来をつなぐ恋の物語、第7巻!!

砂時計(8)

未練を残しながらも大悟と決別し、一人で前に進み始めた杏。そんな時に出会った男と婚約するが、結局破談に。それをきっかけに、今まで張り詰めていた心の糸が切れてしまう。傷ついた心を抱え、思い出の砂時計を目指して旅に出た杏だが…。現在、過去、未来をつなぐ杏の恋物語、クライマックス!!

砂時計(9)

杏の母、大悟の母、藤の母…三人がまだ少女だった頃の恋物語を描く『カナリヤ』。杏との婚約を解消した佐倉(さくら)が、赴任したN.Y.で千衣(ちい)ちゃんと遭遇する『夏休み。』。少年時代の藤が体験した、忘れられないクリスマスの思い出がつまった『プレゼント』。「砂時計」ファン待望の番外編を3編収録!※収録作品/カナリヤ/夏休み。/プレゼント

砂時計(10)

大悟は小4のとき、クラスのみんなとタイムカプセルを埋めた。それから20年後、小学校の教師となって杏と新婚生活を送る大悟は、忙しいながらも充実した毎日を送っている。そんな中、カプセルを堀り返す日がきて、旧友や恩師・幸田先生と再会した大悟は…!?名作「砂時計」シリーズ、ついに完結!!