あらすじ

6年間の時を経て、再会を果たした矢野と七美。しかし、2人は別れを選ばざるを得ない。しかし、矢野には、七美との別れを選ぶ重い理由があった。心の奥で、ずっと矢野を求め続けている七美は、今の矢野をもっと知りたいと願う。七美と別れた竹内も、矢野と接するうちに、七美を応援する気持ちになっていく。まっすぐに矢野にぶつかっていく、高校時代の仲間と接するうちに、矢野にも変化が。ある日、七美の部屋を矢野が訪れて…!?
僕等がいた 1巻

高校生活の始まり、それは女の子にとって恋の始まり。高1の高橋七美にとってもそれは同じこと…。ナナと同じクラスの矢野元晴。女のコの3分の2は必ず恋に落ちるという彼を、どちらかというとキライな彼女は…!?現在、過去、未来をつなぐ青春ストーリー!!

僕等がいた 2巻

調子だけよく意地悪な同級生・矢野。そんな彼が不意に見せる優しさは、七美を不覚にも(?)恋愛モードにさせてしまったのです。でも、矢野がかつて亡くした恋人が、有里の姉だと知って大ショック!!閉ざされた矢野の心に七美の声は届くの…?そして、有里と矢野、2人の微妙な関係は…!?

僕等がいた 3巻

矢野の本音がわからず、七美の恋はいつも一喜一憂。2人の距離は微妙に近づくものの、不安で胸がいっぱい。でも、そんな七美に奇跡が起こったのです!文化祭の夜、矢野に「好き」と告げられ、キスされた七美。始めは彼の態度に戸惑っていた七美だけど、だんだん矢野の気持ちが見えてきて…!?

僕等がいた 4巻

矢野の気持ちがわかったかと思うとまたすぐわからなくなってしまう七美。恋に悩める女子高生を尻目に、色々と経験済みの矢野にはちょっとだけ欲求不満かも。時々七美をしめつけるのは、見え隠れする矢野の苦しく切ない過去。それでも「過去に負けない今を作ろう」と彼にはげまされた七美はついに…!?

僕等がいた(5)

矢野の本当の気持ちを探しながらも、彼の中には亡くなった元彼女・奈々がいることを痛感し、別れを告げた七美。短いけれど楽しい思い出も、忘れられない言葉もすべては過去のものに…。そんな、ひたむきな恋愛をしてきた七美を思う竹内だが、矢野との間にある親友という「壁」を越える時がきて…!?

僕等がいた(6)

ついに友情より愛情を選び、イイ人卒業を目指す竹内、過ちを認めそれでも七美をあきらめきれない矢野。そして七美の想いは2人の男の間で揺れるのだった。竹内と矢野の決着は文化祭夜の告白タイムに…。気持ちを少しずつ整理しながらも、自分の本当に好きな人がわからない七美が選ぶのは…!?

僕等がいた(7)

幾度となく深く傷ついたけれど、もう一度矢野を信じることにした七美。一方、なりふりかまわず七美への強い気持ちを押し通した矢野に竹内は負けるが、彼はそれでも変わらず七美を想うのだった。ぎこちなくても確かな再スタートをきった2人を、そっと見守る竹内に、ある日新しい恋が訪れて…!?

僕等がいた(8)

七美と矢野。2人の大切な約束の日、矢野は奈々の妹・有里と一緒にいた。それを知った七美は傷つく。その頃、七美への想いを断ち切ろうとしていた竹内だったが、傷つく七美を見てついに自分の想いを告白。こじれてしまった七美と矢野の仲に、追い討ちをかけるように矢野の母の離婚問題が…!?

僕等がいた(9)

はじめは嫌いだった矢野の、ときおり見せる優しさにひかれ、好きになった七美。何度もあった気持ちのスレ違いを乗り越え、お互いに想いを深めていく2人。そんな折、矢野が東京に行くことになり、2人は再会を約束する。時は流れ、大学卒業を前にした七美のとなりに、矢野の姿はなく…!?

僕等がいた(10)

矢野が消息を絶って4年。七美は今も矢野を待ち、そして想い続けていた。そんな彼女を見守ってきた竹内は、同棲を切りだし、迷った末に七美はその想いを受け入れる。そんな時、竹内が3年前に矢野と会っていたことを告白する。東京に行った矢野に何があったのか、徐々に明らかになっていき…!?

僕等がいた(11)

上京した矢野は七美との距離を感じながら、バイトに明け暮れていた。ある日、母親の病気が判明し、治療費で苦しくなっていく家計に、受験勉強どころではなくなってしまう。心配させないために、七美には言わずに看病を続ける矢野。そんな矢野に思いを寄せる千見寺(せんげんじ)が手を差し伸べるのだが…!?

僕等がいた(12)

母が自ら命を絶ち、ほどなく矢野は消息を絶った。それから数年、出版社で働きながら、七美は矢野を忘れられずにいた。そんな彼女を見守ってきた竹内がついにプロポーズを決意。だが、七美の同期で矢野を知る千見寺が、仕事を通じて手にした名刺に矢野の名前である「元晴」の文字を見つけて…!?

僕等がいた(13)

竹内が七美へのプロポーズを決意した矢先、千見寺は消息不明だった矢野と、仕事を通じて再会していた。千見寺から矢野の所在を聞かされた七美だが「会わない」と拒否する。誕生日当日、矢野への想いをかかえたまま、竹内との待ち合わせ場所へと向かう七美。このままプロポーズを受けるのか…!?

僕等がいた(14)

竹内からのプロポーズを断った七美。それがきっかけで自分の本当の気持ちがわかり、矢野の元へと向かった七美は6年ぶりの再会を果たす。しかし、2人は別れを選ばざるをえなかった。一方、竹内とも再会を果たした矢野だが、七美を巡る矢野の発言に竹内は憤りを爆発させる。七美と矢野も再び…!?

僕等がいた(15)

6年間の時を経て、再会を果たした矢野と七美。しかし、2人は別れを選ばざるを得ない。しかし、矢野には、七美との別れを選ぶ重い理由があった。心の奥で、ずっと矢野を求め続けている七美は、今の矢野をもっと知りたいと願う。七美と別れた竹内も、矢野と接するうちに、七美を応援する気持ちになっていく。まっすぐに矢野にぶつかっていく、高校時代の仲間と接するうちに、矢野にも変化が。ある日、七美の部屋を矢野が訪れて…!?

僕等がいた(16)

山本有里の母が亡くなり、有里と決別した矢野。矢野はついに、ひたすら自分を責め続けてきた、そして自分自身を縛り続けてきた過去と向き合う。一方の七美は、矢野に連絡をとろうと決意する。互いを思いながらも、長く離れていたふたりの距離が、一気に近づこうとしたそのとき。七美の身をトラブルが襲う。それを知った矢野は…。誰もが胸を焦がし、泣いた、大人気作品がいよいよ完結。号泣必死の結末は…!?