耳にハンデをもちながらも、音楽の才能を開花させるルードウィヒ・ヴァン・ベートーヴェン。不幸な生い立ちからルードウィヒを憎む貴族、フランツ・フォン・クロイツシュタイン。2人の交錯する運命とは!? 手塚治虫が死の直前まで描き続けた絶筆作品、ついに刊行! <手塚治虫漫画全集収録巻数>手塚治虫漫画全集MT337~338『ルードウィヒ・B』第1~2巻収録 <初出掲載>1987年6月号~1989年2月号 コミックトム連載(未完)
耳にハンデをもちながらも、音楽の才能を開花させるルードウィヒ・ヴァン・ベートーヴェン。不幸な生い立ちからルードウィヒを憎む貴族、フランツ・フォン・クロイツシュタイン。2人の交錯する運命とは!? 手塚治虫が死の直前まで描き続けた絶筆作品、ついに刊行! <手塚治虫漫画全集収録巻数>手塚治虫漫画全集MT337~338『ルードウィヒ・B』第1~2巻収録 <初出掲載>1987年6月号~1989年2月号 コミックトム連載(未完)
1987~1989年にコミックトムで連載された作品。グリンゴ&ネオ・ファウストと並んで遺作とされる作品です。 ちなみに雑誌の掲載が一番ラストなのがルードウィヒ・Bなので、遺作オブ遺作を決めるとしたらこちらの作品になると思います。 内容的には昔の超有名インフルエンサーであるベートーベンの一生を描いた作品で、一部フィクションも交えながら出生から描かれます。 手塚先生がお亡くなりになったことによって、ウィーンに出てきたあたりで終了となってしまっていて、これからちょうど面白くなってくるところだったと思います。 正直書かれた部分(500ページ程度)だけ読むと、少し盛り上がりに欠け、豊かな読後感が得られるとは言い難いです。 ただ、最晩年の作品だけあって、作風もかなり完成されてきているうえ、手塚先生自身のマンガに対するスタンスや主義などを、手塚先生がご自身の性格と似てるというベートーベンを通じて描かれているように感じる部分もあり、そこが読みどころとなっていると思います。 完成まで読みたかった!!!グキャァ!