あらすじ

春三月ようやく夕霧は、晴れて雲居雁との結婚を許されます。十月には冷泉帝と朱雀院が六条院に行幸され、朱雀院と光源氏は、往年の紅葉賀を思い起こされるのでした。源氏の一族の栄華は、例えようもありません。「藤裏葉」以下「若葉・上」「若葉・下」「柏木」「横笛」「鈴虫」「夕霧」「御法」「幻」「雲隠」を収録。
マンガ日本の古典 源氏物語(上)

多くの妃が居る中で、桐壺という局を賜った更衣が帝の寵愛を一身に集めていました。しかし皆に妬まれて苛められた挙句、玉のように美しい二ノ宮お一人を残して亡くなられたのです。帝は後見のない皇子を臣籍に下して、源の姓を与えました。以後この皇子は、光源氏と呼ばれることに…。「桐壺」十一世紀初頭、紫式部によって創作された一大長編物語。日本最古の小説であり、四代の帝、七十余年に渡る貴族社会の叙情詩を、入魂のコミック化!以下「帚木」「空蝉」「夕顔」「若紫」「末摘花」「紅葉賀」「花宴」「葵」「賢木」「花散里」「須磨」「明石」を収録。

マンガ日本の古典 源氏物語(中)

光源氏帰京の翌年、朱雀帝が譲位して冷泉帝の御世になりました。源氏も内大臣に。再び源氏の一門に栄華が訪れるのです。勢い盛んに昇進を重ねる光源氏は、早くも次世代への布石を打ち始めました。六条御息所の娘・斎宮を養女に迎え、冷泉帝の許への入内を画策します。「澪標」以下「蓬生」「関屋」「絵合」「松風」「薄雲」「朝顔」「少女」「玉鬘」「初音」「胡蝶」「螢」「常夏」「篝火」「野分」「行幸」「藤袴」「真木柱」「梅枝」を収録。

マンガ日本の古典 源氏物語(下)

春三月ようやく夕霧は、晴れて雲居雁との結婚を許されます。十月には冷泉帝と朱雀院が六条院に行幸され、朱雀院と光源氏は、往年の紅葉賀を思い起こされるのでした。源氏の一族の栄華は、例えようもありません。「藤裏葉」以下「若葉・上」「若葉・下」「柏木」「横笛」「鈴虫」「夕霧」「御法」「幻」「雲隠」を収録。

マンガ日本の古典 源氏物語

初!!源氏物語!!

マンガ日本の古典 源氏物語 長谷川法世
酒チャビン
酒チャビン

源氏物語といえば世界に誇る日本を代表する古典文学!!ということで、内容もすごいらしく、気にはなっていたのですが、何となく敷居が高く、今まで触れられていませんでした!! 今!!般!!!マンガならば読めるのではないかとこちらの作品を手に取った次第です!!! とはいえ、マンガとしてもかなり個性的な作品ですね。栄えある「第1回文化庁芸術祭マンガ部門」の受賞作なので、芸術性は文句なしなのですが、ちょっと個性的すぎて「源氏物語にマンガでサクッと触れてみよう!!」という私のような方には不向きです。 どう個性的かというと、我々が平安時代といって想像する人物画(わかりますでしょうか??)のタッチで全編描かれているのですね!!!マンガでこういった表現が使われることはあまりないので、すごく特徴的です!!(表紙だけこういう絵だと思ったのですよね・・) その結果「人物が皆似てる」「イケメン設定のキャラがいまいちイケメンに見えず感情移入しずらい(すいません、あくまで現代の感覚でいうと、です)」などがあり、どちらかというとヘビーな平安文学ファン向けの作品となっているように感じました!! なので、私のようなライト層にはあまりオススメできませんが、ヘビーな平安時代フリークにはこれ以上ない魅力的な作品だと思います!!!