あらすじ

私の運命の伴星(あいて)は、だあれ?――神話舞台(カトレリ)を共に旅するパートナー、「伴星(パッセ)」。それを得ることは一人前の白道司書(ベルベット)たる証。――全宇宙の歴史と英知が集まるが故に「永遠図書館」とも呼ばれるコネプルシア図書館。メシェは神話の住人を捉える「眼」を手に入れ、「世界で最初の本」に向けて歩んでゆきます。そして、白道司書の資格たる、神話舞台を共に旅する伴星を得る儀式の日がやってきたのです――。
永遠図書館(1)

世界で最初の本を読みたい。少女は幼い頃からの願いを胸に、「永遠図書館」の白道司書(ベルベット)を目指す。――コネプルシア図書館――そこは全宇宙の歴史と英知が集まるが故に、通称「永遠図書館」と呼ばれています。本が大好きな少女メシェは、幼い頃からの憧れだったその図書館の「白道司書」を目指しています。いつか、「世界で最初の本」を読む日を夢見て――。

永遠図書館(2)

私の運命の伴星(あいて)は、だあれ?――神話舞台(カトレリ)を共に旅するパートナー、「伴星(パッセ)」。それを得ることは一人前の白道司書(ベルベット)たる証。――全宇宙の歴史と英知が集まるが故に「永遠図書館」とも呼ばれるコネプルシア図書館。メシェは神話の住人を捉える「眼」を手に入れ、「世界で最初の本」に向けて歩んでゆきます。そして、白道司書の資格たる、神話舞台を共に旅する伴星を得る儀式の日がやってきたのです――。

永遠図書館(3)

この出会いに、感謝を――。全宇宙の歴史と英知が集まるコネプルシア図書館の白道司書(ベルベット)を目指してきたメシェでしたが、館長から禁じられていた上天記録(イサリックレコード)の焼灼を行い、神話舞台(カトレリ)に入る鍵「金環栞(イークレフ)」を取り上げられて司書見習いの身分さえ危うくなります。しかし、メシェにはそうしてまで会いたい「女の子」がいたのです。

永遠図書館(4)

見つけた、「最初の本」への道。――幼い頃からの夢と大いなる使命を胸に少女は旅立つ。とうとう念願の白道司書(ベルベット)への昇格を果たしたメシェ。しかし、「最初の本」に至る花言葉(シェアト)はなかなか見つかりません。そんな時、『神話標本』の記述に不自然な点があるのに気付きます。そこから、紐解かれるようにメシェの前に真実への扉が開けたのでした。書物と神話が織りなす本格ファンタジー、感動の最終巻――!!