あらすじ『卓球告白法』略してタッコク。それは、好きな相手と付き合うためには、卓球での勝利が必要という変な法律!『卓球(タッコ)追試験(クエスト)』に見事合格し、珠野カコへの挑戦権を取り戻した丸の内ガク。だがその直後、カコとのタッコクに善戦するも敗れてしまったガクは、誰にも告げずに転校してしまう…。失意のガクが向かった先は、謎の学校AAA(トリプルエー)学園!美少女ミサキと共に編入した先で、ガクを待つものとは……!?
「うえきの法則」福地翼の描いたハイテンション卓球ラブコメ。 10年前にした幼馴染のカコとの結婚を果たすために日本に帰国した主人公、ガクの前に聳え立ったのは「卓球告白法」という卓球狂の総理が制定した国の法律!それは付き合うためには卓球で勝てなければならず、また卓球で敗北すると強制的にカップルにされてしまう、という理不尽なものだった! 早速、ガクは「タッコク」をカコに申し込むが、カコは卓球の腕を磨きに磨いていたため、卓球で手を抜くことが出来なくなってしまっていた! ひ弱なガクは、卓球でカコに勝つために様々なライバル達と闘い、最強のカコを倒して結婚の約束を果たせるか……という話。 めちゃくちゃな設定が多々あるが、物語を通しての伏線となっていたり、作り込まれていて、とても面白い。さすが「うえきの法則」や「サイケまたしても」の作者という感じである。卓球という性質は本来的には地味なものであるが、様々な謎理論卓球の使い手が出てくるため見飽きない。ここらへんも福地翼の本領発揮という感じだ。ちゃんと少年漫画的に熱いシーンがあるのもポイント。何度も手にとってしまう中毒性のある作品だ