あらすじ両親が働くはずだったこの学び舎でこども食堂をしたいという思いを汲んでくれたグラッツェル伯爵が、ラーラに全面協力してくれることになった。買い出しのために二人が向かったのは、この国で一番大きな市場。食材から雑貨などを揃えるためにラーラは大忙しだったが、一台の豪華な馬車が広場にやってきて、グラッツェル伯爵からこのヴィオール王国の若き国王・ウォルトだと教えてもらった。この国のことを聞きながらの馬車での帰り道、大きなサツマイモ畑の前を通ると見覚えのある兄妹の姿が――。