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この春、高校を卒業したばかりの熱血青年・桃栗三平は、カッコいい仕事を夢見て、坂上市役所の特別機動課に初出勤した。だが、「特別機動課」とは、実は他の課がやらない仕事をすべて引き受ける「何でも屋」のことだった…。駄菓子屋のお客集め、ケガ人の救助、ペット探しと、市民のためにがんばる「かもし課」が大活躍!!
大雨の降る中、街を巡回していた三平と船橋は、とんでもない事件に遭遇。川沿いの道路の一部が、増水のため決壊し、１台の自動車が川に転落してしまったのだ。その自動車の運転手は、船橋の保護監察官である佐竹だった。川は増水しつづけ、車が今にも水の中に沈んでしまいそうな状況を見かねて、船橋と三平は救出活動を始めるが…。
坂上市役所「かもし課」に４番目の男誕生！なんと保険年金課にいた田中が、志願して「かもし課」に異動してきたのだ。一見、女の子のような外見をしている田中。本人は「かもし課」でやってみたかったことがあるというが、異動して早々、過労で倒れてしまう。三平はそんな田中のお見舞いに行くが…。
大型スーパー「シャウト」の開店で、すっかりさびれてしまった桜町商店街。店々が休業し、ゴーストタウンのようになってしまった商店街を甦らせるため、三平はまず「とうふ米沢」の手伝いを始める。三平の努力のかいもあって、「とうふ米沢」は、少しずつではあるが売り上げが戻りはじめた。それを見た「山盛食堂」の主人も、三平に協力を仰ぎに来て…。
職員旅行の朝、遅刻して置いてきぼりになった三平は、ヒッチハイクで蔵王に向かおうとするが、なかなか乗せてくれる車に出会えない。一方、先に着いた一行の中には「三平の知り合い」という理由で、なぜかヒロと楓も混ざっていた。２人は早速スキーを始め腕を競い合うが、コースを外れ、遭難の危機に…！
「かもし課」に３人の小学生がやってきた。彼らは少年サッカーチーム「坂上FC」の選手なのだが、監督がいないので試合ができないという。そこで誰かに監督をやってほしいというのだった。それを引き受けたのは、高校までサッカーをやっていた船橋。だが、「坂上FC」は、隣の市のJ2チーム「バイキングス」のユースとの練習試合で０－７と完敗してしまう…。
