ここはファンタジーの登場人物を育成する高校。ほとんどの生徒は《村人》で、平凡にすごしている――。《勇者》や《魔王》などレアな役割を持つ生徒は《個性者》と呼ばれ、特別扱いを受けている。そんななか、《村人》の佐東二郎は、クラス委員長で《魔王》の竜ヶ峯桜子から、クラス副委員長に指名されてしまった。二郎はちょっと間抜けな「人類殲滅作戦」を実行する桜子に振り回されっぱなしの日々をおくることになる……。第4巻では、学園の「文化大祭」がはじまり、クラスの出し物「劇」をめぐって、《個性者》たちと《村人》たちで対立してしまう。果たして「劇」は成功するのか!?