あらすじ

狭間武偉(はざまぶい)15歳、またの名をビクトリー狭間。V(ブイ)はその名が示すとおり、未だかつて負けたことがない男だった!!育ての親・源さんと死別したVは、幼いころ別れた両親を捜し求め一人旅をしている。旅の途中、ひょんなことから生まれて初めてテニスに挑戦したVは、常識を超えたテニスで全日本5位のテニス野郎を打ち破る。秘められた過去を背負いながら、勝つために生まれ育ってきた男の挑戦!!
燃えるV 1巻

狭間武偉(はざまぶい)15歳、またの名をビクトリー狭間。V(ブイ)はその名が示すとおり、未だかつて負けたことがない男だった!!育ての親・源さんと死別したVは、幼いころ別れた両親を捜し求め一人旅をしている。旅の途中、ひょんなことから生まれて初めてテニスに挑戦したVは、常識を超えたテニスで全日本5位のテニス野郎を打ち破る。秘められた過去を背負いながら、勝つために生まれ育ってきた男の挑戦!!

燃えるV 2巻

Vはインターハイ東京代表・緑沢高校の強化合宿に参加する。しかし、開幕を間近に控えた練習試合で、外国人留学生にたたきのめされた緑沢高校レギュラーが集団で失踪してしまう。素人のVが正選手に選ばれ、垂水(たるみ)コーチの指導のもと、必殺技・ロブの完成を目指し地獄の特訓を開始するが…!?

燃えるV(3)

インターハイ1回戦、相手は外国人留学生でメンバーを組んだ白銀高校。白銀高校の選手たちは、新幹線の車中でVの気分を著しく害した相手でもあり、ここに因縁の団体戦が開始する。おまけに第1試合のダブルスは、まさに前代未聞の1対1の一騎打ち。連勝で波に乗るVだったが…!?

燃えるV(4)

快進撃を続けてきたVの決勝戦の相手は、父親であるK・狭間を打ち破ったことのあるD・グリーン。宿命的な敵との対戦を前にVの気持ちは大きくゆれるが、大接戦の末勝利をつかむ。そして、勝利の味をかみしめるVの前に父親が現れ、10年ぶりの劇的な再会を果たす。

燃えるV(5)

決勝戦後、表彰式にも現れず姿を消したVと赤十字。そして、異国の地・米国で、恐るべきプレーヤーに成長したV。しかし、全仏オープン制覇を目指すVの前に、謎の強敵ザ・レッドクロスが出現する。ザ・レッドクロスの正体とは!?勝つために生まれてきた男・Vに最大の危機が訪れる!!

燃えるV

一応テニス漫画

燃えるV 島本和彦
マウナケア
マウナケア

なんとか、格好がつくくらいならテニスはできます。しかし体力の続く限りガンガン打ち込むだけなので、相手に「テニスをしてない」と言われる始末…。で、そんなときに思い出すのがこの作品。一応テニス漫画ですが、作者自ら「あの漫画はテニスなどいやっていない」といっている、そのまんまの内容です。生き別れた父と再会するため、勝ち続ける事を宿命づけられた主人公・狭間武偉。彼はルールも知らずにテニスを始め、インターハイ、そして4大大会で頂点を目指す。なんて書くのもばかばかしいほどで、実際にやっていることといえば、ダブルスを一人で戦ったり、ストリート・テニスなるもので日銭を稼いだり、あげく必殺技は相手の体を狙う技…。テニス漫画として読んではいけません。でも、テニスに格闘(熱血では無い)要素を取り入れて、笑いも涙も盛り込むなんて、凄いことだと思いません? 後の『逆境ナイン』や『無謀キャプテン』などより、テニスというスポーツを突き抜けているこちらのほうが全然いい。最近、作者のこの手の作品はないようなので、ライバル・赤十字の息子編とか描いてくれると、また燃えるんだけどなあ。