「ホコリで床が真っ白」「死んでないだろうな」ゴミ屋敷に30年“引きこもる”無職の兄(55)…それでも弟(40)が兄を“見捨てられない”ワケ | 文春オンライン
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東京で妻と子ども2人と幸せに暮らす、主人公の高山道雄40歳。漫画家としての仕事も順調で、何の問題もない人生を送っているように見える。が、実は高山は“ある悩み”を抱えていた。 彼を悩ませるのは、15歳…
「これを描かなければ、人生終われません」 これまで数多くの「家族」をテーマにした、ほのぼのエッセイ漫画を手がけてきた。しかし実は、今まで一度も作品に登場させたことのなかった兄がいた。それは、実家に30年もの間引きこもる兄。そしてその引きこもりのきっかけを作ったのは、他でもない自分だった――。兄に関わりたくない一方で、荒廃した実家に肉親を放置する罪悪感に苛まれる日々。親を失ってからも延々続く兄弟間の家族問題を、静かに生々しく描く。「これを描かなければ、人生終われません」――著者自身がそう語る、宮川サトシの新境地。第1回「スペリオールドキュメントコミック大賞」大賞受賞作品。