どこにでもいる平凡な婦人・望月さく(69)。 夫を早くに亡くして一人暮らしをしており、 ラジオを聞くことと俳句サークルに行くことが趣味。 ある日、風邪をこじらせてしまってしばらく外に出られなかった彼女は、 久しぶりに俳句サークルに行くがーー。 「きずあとに花」「土曜日の三重奏」の冬虫カイコ描く、完全新作読切20ページ!!
言いたいことも言えない、生徒には小馬鹿にされる、 踏んだり蹴ったりな宮本素子先生。 ひょんなことから陸上部顧問を任され、 一人の陸上少女と出会うことに──。 少女との出会いをきっかけに"時代劇監督になる" という素子先生の過去の夢が動き始める!!
10Pの短編マンガがパッと楽しめるコーナー、作家の個性とアイディアが迸るショートショート部門! 魔界一のポンコツ悪魔はある日、 根暗な少女に召喚される。召喚相手に一目惚れした悪魔は、少女は望むような強い悪魔を演じるが……?
こういうことがいつか自分の身に降りかかることはあると思っていたほうが良い。正直、気をつけようがないものでもあるけど。 ただこの漫画の何が一番恐ろしいかって、主人公が高齢者の一人暮らしということだ。まわりの友人知人は、主人公に何が起こっているのか察しているにも関わらずそれを直接伝えることはしないし、ましてや病院をすすめることもない。優しい言葉をかけて少し距離を置くだけ。 彼女のこの先を考えてものすごく不安な気持ちになって読み終えた。