どこにでもいる平凡な婦人・望月さく(69)。 夫を早くに亡くして一人暮らしをしており、 ラジオを聞くことと俳句サークルに行くことが趣味。 ある日、風邪をこじらせてしまってしばらく外に出られなかった彼女は、 久しぶりに俳句サークルに行くがーー。 「きずあとに花」「土曜日の三重奏」の冬虫カイコ描く、完全新作読切20ページ!!
脚本家の端くれの野田樹、25歳。自分の脚本に納得できないわ、先輩からも手厳しい意見をありがたく頂戴するわで最悪な気分な帰り道。人形が着るような綺麗で可愛い洋服を売るお婆さんに出会って…?
こういうことがいつか自分の身に降りかかることはあると思っていたほうが良い。正直、気をつけようがないものでもあるけど。 ただこの漫画の何が一番恐ろしいかって、主人公が高齢者の一人暮らしということだ。まわりの友人知人は、主人公に何が起こっているのか察しているにも関わらずそれを直接伝えることはしないし、ましてや病院をすすめることもない。優しい言葉をかけて少し距離を置くだけ。 彼女のこの先を考えてものすごく不安な気持ちになって読み終えた。