あらすじ

最先端の技術を誇る、われらがピース電器店。そのピース電器が悪意の罠にはめられた!!ロボット爆弾事件に巻き込まれたピース一家が事件解明に大奮闘!!未来派サイエンスコメディ!!
おまかせ!ピース電器店 1巻

一見、街の小さな電器屋さん……。しかし、その実体は超高度な技術を駆使して、奇想天外な夢の製品を次々生み出す、イカしたお店!「夢をカタチに」!!近未来サイエンスコメディー、はじまりはじまり~~!!

おまかせ!ピース電器店(2)

たとえばあなたが、「一日中コタツで過ごしたいなぁ」、「雪だるまが動いたら楽しいぞ」、「本の世界に入れたらなぁ」、「真冬にお花見できたら最高」なんて思いついたら、すぐさま高ヶ谷商店街へGO!『ピース電器店』に不可能はない!!

おまかせ!ピース電器店(3)

時にはでっかい過ちをしでかしちゃったりするけれど、失敗なくして成功はない!!ピース健太郎、14歳!!超一流の技術者めざして、ただいま奮戦中!!にぎやかな家族のハッピーコメディ!

おまかせ!ピース電器店(4)

誰かから頼りにされたり、誰かが困っているのを見たら、黙っていられるはずがない!!ピース電器の名にかけて、アッと驚く新製品でどんな悩みもたちまち解決!!「技術は人を幸せにする」!!それがピース電器店の誇り高き「モットー」なのです!!

おまかせ!ピース電器店(5)

圧倒的な技術力と抜群のアイデアで密かに世界をリードする、我らがピース電器店…。みんなの街にもあるような、ありふれた駅前商店街の一角に、世界の「最先端」がひっそりと、しかし確かにあるのだ!!

おまかせ!ピース電器店(6)

「使って便利」はあたり前!!「使って楽しい」ピース商品!!それは製品を手掛けた当人たちが心から楽しんで作っているから!アイデアいっぱいの遊び心を確かな技術でつめこんだピース製品の数々を、ぜひ一度お試しあれ!!

おまかせ!ピース電器店(7)

未来をのぞいてみたければ占い師のところへ…、虫歯がズキズキ痛んだら歯医者さんへ…、それがあたりまえ!!でも誇り高き電器屋・ピース健太郎はあらゆるものに科学で挑む!!その結末がどーであろーととりあえず、その意気やよし!!

おまかせ!ピース電器店(8)

東に困っている人あれば、行ってひと晩で花を咲かせてやり、西に困っている人あれば、即座に中華の達人にしてくれる…。冴えるアイデア!高度な技術!期待に応える品ぞろえ!!ピース電器は年中無休・24時間、あなたのために開いてます!!

おまかせ!ピース電器店(9)

ふだんはボケッとしてるけど、仕事となればまるで別人!!イキイキと働き出しちゃう根っからの仕事人!!ピース健太郎は今日も魂こめたモノ作りに精を出す!!

おまかせ!ピース電器店(10)

カンタローとケンタロー、父子ゲンカは日常茶飯事。ことあるごとにやりあう2人…。それでもイザっていう時はお互いのウデを信頼し合っている2人…。そんな素直じゃない2人だから、個性的な製品が生まれるのです!

おまかせ!ピース電器店(11)

命のないモノに心は宿らない……。そんなことはわかってる。わかってるけど……信じてみたくなる時がある。心をこめて作ったモノには……、心をこめて使ったモノには……、もしかしたら…ってね……。

おまかせ!ピース電器店(12)

商売だから「売上げ」はもちろん大切。でも、「小さな街の電器店」だからこそできることがある……。最先端の技術力に、信頼と真心のサービス…。両方そろって、はじめて、無敵の「ピース電器店」なのだ!!

おまかせ!ピース電器店(13)

小さな街にひっそりと「世界の最先端」が息づく、我らがピース電器店……。しかし、それゆえに「ピースの技術」は狙われる!!自らの技術が悪用されるのを防げるか!?男・ケンタロー、試練の時!!

おまかせ!ピース電器店(14)

「こだわり」を知るピース電器店だからこそ、仕事の納期も品質も安心確実!ノリノリ楽しく夢の新製品を生み出す、我らがピース電器店、ただいま営業中!!

おまかせ!ピース電器店(15)

一見、街の小さな電器屋さん。しかし、ピース電器店には、どんな無理な要望にもお応えしちゃう夢の最先端技術がある!でも時々、最先端を行きすぎて暴走しちゃうのはご愛敬!

おまかせ!ピース電器店(16)

最先端の技術を誇る、われらがピース電器店。そのピース電器が悪意の罠にはめられた!!ロボット爆弾事件に巻き込まれたピース一家が事件解明に大奮闘!!未来派サイエンスコメディ!!

おまかせ!ピース電器店(17)

超一流の技術者をめざして、ピース健太郎は今日も創意と工夫で新製品を作り続ける!!でも、やる気過剰の最先端指向は時には失敗も…!?周囲に暖かく見守られながら、健太郎、成長中!!

おまかせ!ピース電器店(18)

ピース電器の信頼を支えるのは、高度な技術力、アイデア、そして心をこめた物づくりの精神!スペック表にはないけれど、ピース電器のハイテク製品は、すべて「真心」を標準搭載!!

おまかせ!ピース電器店(19)

物づくりに大切な「こだわり」を知るからこそ、時に意固地になって親子ゲンカ、兄弟ゲンカもするけれど…。一致団結すれば、この一家に不可能は無し!ピース電器一家が今日も大活躍!!

おまかせ!ピース電器店(20)

失敗を恐れていては新しいモノは生み出せない。失敗から何を学ぶのか、それが大切!豊かな想像力と飽くなき探求心がピース電器店の先端技術を支えるのです!!

おまかせ!ピース電器店(21)

家族のため、友達のため、そしてみんなのために!ピース電器店の製品は、幸せな未来を作るため、日夜開発されています!ピース製品を手に取れば、きっと伝わる温もりがある…。それが何よりの品質保証!

おまかせ!ピース電器店(22)

知恵と努力の積み重ね。ハイテク商品は職人魂が創り出す。頑固オヤジに怒鳴られながら、ピース健太郎・14歳、まだまだ修行中!

おまかせ!ピース電器店(23)

家庭用の土鍋から、特別仕様の大型建設機械まで、ピース電器の製品はあらゆるシーンで大活躍!!そして今回、通信衛星を打ち上げて、いよいよピース電器の製品は本格宇宙進出…!?

おまかせ!ピース電器店(24)

宇宙から降ってきた一体のロボットが、大活劇の幕を開ける!!迫る地球の危機、明かされるピース一家の過去…。月の裏側を舞台にピース親子が最後の大活躍!感動の完結!!

おまかせ!ピース電器店

やっぱりアニメ化するべき

おまかせ!ピース電器店 能田達規
名無し

誰にでも「アニメ化してほしい!」と強く思う漫画があるはずです。僕は『おまかせ! ピース電器店』がなぜアニメ化しないのか、もう20年近く憤っています。もう、こうなったら大金持ちになって、私財をなげ売ってアニメを作るしかない……。それが僕の生涯目標になっております。『おまかせ! ピース電器店』はそれだけ魅力的な作品なのです。  『おまかせ! ピース電器店』は、世界一の科学技術力を持つ町の電器屋さん・ピース一家の物語。ピース一家は、昔ながらの頑固親父のピース貫太郎(MITやNASAに所属していた天才)、やさしく綺麗で最強なピース・M・幸子(元特殊部隊所属)、技術者魂をもった長男で主人公のピース健太郎、プログラミング技術は世界一ともいわれる小学生4年生ピース則子、運操縦に抜群のセンスをもつ小学2年生ピース康介+猫のミャーの5人と一匹。自走型こたつの「こたみか号」とか、自動で鍋をとりわけてくれる「鍋奉行くん」、東京湾で勝手に魚を捕まえてきてくれる「まんぼーくん」など、現実にあったら欲しくなるような発明と、ご町内雰囲気が合わさった、ほっこりさせてくれる作品です。ただ、いつのまにか「まんぼーくん」は原潜を鹵獲してしまうし「鍋奉行くん」は関東大震災の危機を招こうとしてしまったり、ノホホンとした物語はあっというまに全世界レベルの大騒動に広がっていくのです。  特に素晴らしいのは8巻に収録されている「モモ子と文通」の回。隣に住む幼なじみ・モモ子との交換日記を二人のオヤジ達に見られてしまった健太郎は、絶対に妨害されすに配達する、「重装甲機動郵便ロボット・カメ吉」を発明します。このカメ吉は物語の終盤で、とんでもないところまで郵便を配達するのですが、たった20ページとは思えない物語の加速度。とんでもないジェットコースターコミックなのです。  一家以外にも魅力的キャラクターがたくさん登場します。その中で最も重要なのは健太郎の幼なじみ立花モモ子です。相思相愛な健太郎とモモ子は、とにかく相手のためを思って行動します。それがいつのまにかすれ違い、慌てた健太郎が暴走し、周囲を巻き込んだうえでいつのまにか“世界の危機”につながってしまうのです。ピース一家を監視しにきた地球防衛軍の女スパイ・月影アイが登場してからは、微妙な三角関係とともにアクションシーンも増え、ご町内の延長で世界を飛び回ります。24巻もある内でどこから読んでも面白く、SF、ラブコメ、アクションといったあらゆるジャンルが“ご近所の物語”という独特の味付けでされている、芳醇な世界。  やっぱりアニメ化するべきですよ!

おまかせ!ピース電器店

家電は世界を救う!?

おまかせ!ピース電器店 能田達規
ひさぴよ
ひさぴよ

一見、どこにでもありそうな下町の電気屋さんを営む「ピース一家」の物語。 知られざる天才科学者である父・貫太郎と、息子の健太郎は、どんなささいな問題でもすべて科学の力で解決!!・・・しようとするのですが、日常生活ではとても使い物にならないとんでもない道具ばかり作り出します。普通に仕事をしていれば非常に優秀なエンジニアなのに、プライドに火が着いたら最後。店の部品や在庫を勝手に持ち出しては、他人の家電を魔改造して迷惑をかけまくります。まるでダメなドラえもんみたいな感じです。一話完結型で、オチは大体この親子が自らの発明品によって酷い目に合うのですが、他の家族たち(母や弟、妹)はそんな2人を反面教師として、科学に頼りすぎることなく、人間力で問題を解決していく姿を見せてくれます。家族同士のほっこりするエピソードだけでなく、商店街を舞台に、老若男女、さまざまな人達と関わり合いながら、日常の小さな悩みから世界規模の話まで出てくる、とても懐の深いマンガです。ちなみに一番のお気に入り回は、バカ親子が飼い猫のミャーちゃんの為に、超科学を駆使して道具を作る回。これがもう滑稽なことこの上なくて、何回読んでも笑えます(=^・^=)