あらすじ恋人の手術費のために毎晩街を流すもぐりのタクシードライバー、ミッドナイト。ある晩ミッドナイトは、酔った警官を車に乗せた。だがその警官は、恋人を奪った同級生をこれから殺そうと企む偽者だった!! 銃口を向けられたミッドナイトの運命は!? 怪奇な出来事がミッドナイトを待ち受ける!! <手塚治虫漫画全集収録巻数>『ミッドナイト』 MT354~MT359『ミッドナイト』全6巻収録 <初出掲載>『ミッドナイト』 1986年5月2日号~1987年8月14日号 週刊少年チャンピオン連載
医者のブラックジャック、代役専門の舞台役者の七色いんこと並ぶ裏稼業プロ三部作のひとつです!今回の主役は、無免許タクシードライバーのミッドナイトこと三戸真也!!1986〜1987年にチャンピオンで連載された作品です!! ブラックジャックこと間黒男もゲスト出演しています。ゲスト出演どころか、最終話のかなり美味しいところでもガッツリ出てるので、見ようによっては、ミッドナイトという作品自体がブラックジャックの壮大な長編の1話のようにも思えてきます。 そのラストはかなり意外なおわり方でした。。。基本的にはヒューマンドラマ・人情ものの1話完結が続くBJ方式ですが、通底するストーリーがあり、入院中の女(スケ)のため、タクシードライバーをやりつつお金を稼いでいる、というものでした。なので、そのスケの病状のゆくえや、背景に隠されたドラマなどがものすごく気になりながら読んでいったのですが、まさかあんな感じの終わりかたとは・・・。けして期待はずれで面白くない、ということではないのですが、想像と違ったのでびっくりしました。繰り返しますが、完全にブラックジャックの話になってます。 ちなみに私が好きな話は、以下のとおりです。 ・トン骨の話 ・お茶の水博士の話 ・タヌキの話 ・平さんの最終出勤日の話 ・猫の引っ越しの話 気に入ったセリフは「空き巣は芸術だぞ、オレ芸術家だからベレーをかぶる」です。