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アストロズの一軍対二軍の紅白戦で、太一は生まれて初めてヒットを打つ。しかも打点つきのタイムリー。その超人的なヤル気とねばりで奮闘する太一に、他の二軍選手たちも刺激される。一方、負けると全員二軍落ちとなる一軍の選手たちも本気を出しはじめる。そして、二軍が１点リードのまま、九回をむかえる。

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背が小さく、手が短い太一はどうしても外角低目が打てない。そんな中、アストロズに入団した助っ人で外角低目うちの名人トム・ブラウンから指導を受けることになった太一。最初は太一のバカぶりにあきれるブラウンだったが、その真剣さに心を打たれ、太一のために“外角低目打ち克服装置”なるものをつくるのだが…。

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対ライオンズとのオープン戦を目前に控え、アストロズでは４番・八木沼への挑戦権をめぐり、太一と二階堂が激しい火花を散らしていた。結局、二人の勝負は二階堂の勝利で決着するが、三原監督は二階堂を１番、太一を８番で起用することを明言。４番の座は八木沼に託し、対ライオンズ戦での初勝利をめざすが…。

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対ライオンズとのオープン戦でいきなり４点を先制したアストロズは、終始優勢に試合をすすめる。しかし、八回裏、一打同点のピンチで泰二の速球が西武の４番清原に本塁打され逆転を許してしまう。最後まで諦めないアストロズは、九回表、一打逆転のチャンスで打席に太一を迎えるが、いきなり２ストライクを取られ…。

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公式戦第一戦となる対スワローズ戦は、４番に座った太一の本塁打でアストロズが先制。だが、野村監督に投球フォームから泰二の球種が読まれ、一気に逆転された上に３点差をつけられてしまう。ようやく投球フォームを修正した泰二が七回に復活。すると、八回表のアストロズの攻撃は無死満塁で３番の八木沼をむかえる。

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11年ぶりの開幕戦勝利を果たし、勢いに乗るアストロズ。首位攻防戦となった対タイガーズ戦は、２対１とタイガース１点リードで六回裏をむかえる。打席には３番での起用を志願した矢島。だが、打席に立った矢島の様子がおかしい。そして、フェンス直撃のヒットを放つも、矢島は一塁ベース上でうずくまってしまう。

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タイガースとアストロズの首位攻防戦は３対３のまま延長戦へと突入。タイガースの相原が投じるタイガーナックルにアストロズ打線は大苦戦。11回の裏、打席に入る太一に三原監督が何やら秘策!?を耳打ちする。その秘策とは、直前まで目を瞑って打つこと。この秘策が功を奏したか、ついに太一のバットがタイガーナックルを捉える。

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タイガーズ戦後、六連敗と不振にあえぐアストロズに、持病の心臓病を悪化させ引退した矢島が打撃コーチとして戻ってきた。そして、広島戦――。太一は相手の４番・ガーフィールドに刺激され、三打席連続三振と空回り。そんな中、八回表のアストロズの攻撃で、負傷の八木沼に代わって三原監督が自ら打席に向かう。

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カープ戦で連敗を脱出したアストロズは、再び首位戦線に浮上。だが、投手層の薄さから投手陣が疲労困憊で壊滅状態。そんな中、三原監督は太一を投手で起用することを画策。そして、以前ドラフト1位で入団しながら、ひじの故障でくすぶり続ける和久井を太一の投手コーチに指名。そこには三原監督の思惑が…。

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ペナントレース中盤戦のジャイアンツ対アストロズの首位攻防第一戦。アストロズは、泰二が九回二死までジャイアンツ打線をノーヒットノーランに抑えるが、石田のサヨナラ本塁打で逆転負けを喫してしまう。泰二は第二戦の先発も志願。前日の負けを取り返すため、投手生命を懸けてマウンドに上る。だが、その右手は…。

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泰二は右手の負傷をおして二試合連続でジャイアンツ戦に先発。２点リードで九回を迎えたアストロズだったが、九回表に同点に追いつかれ試合は延長戦へ。泰二の後をついでマウンドに上った太一は、“大爆発投法”で、ジャイアンツ打線から次々と三振を奪う。そして、ついに“ビリビリボール”がそのベールを脱ぐ。

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おさえ投手不在のアストロズは、終盤での逆転負けが続いていた。そんな中、三原監督は和久井を太一の打撃投手に指名。三原監督の思惑は、和久井を復活にあったが…。そして、タイガース戦――。アストロズ１点リードでむかえた九回裏。無死一・二塁と逆転のピンチで、アストロズのマウンドについに和久井が上る。

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