あらすじ

「私が環の無理している姿を見たくないだけなんだ」ついに、晴信の嫁候補として正式に認められた環。ほっとしたのも束の間、晴信の元恋人を名乗る女性が訪ねてきて……?家族から虐げられた娘と名家を背負う若き当主が紡ぐ、大正純愛歌。
化け猫憑きの嫁入り1巻

「私にはもう、この縁談しか残されていない」異能を持たない家に生まれたのに、”化け猫”が憑いている環(たまき)。幼い頃に化け猫が妹を傷つけてしまったため、小屋に閉じ込められ、家族から虐げられる日々を送っている。ある日、大人になった環のもとへ冴えない中年との縁談が舞い込む。生家から抜け出すべく、藁にもすがる思いで縁談を受ける環だが、初夜、旦那となった男に夜伽を迫られ、化け猫を発動させてしまう。恐る恐る目を開くと男の姿はなく、なぜか絶世の美少年が目の前にいて……?家族から虐げられた娘と名家を背負う若き当主が紡ぐ、大正純愛歌。

化け猫憑きの嫁入り2巻

「途中で逃げ出すことなく夜を迎えたのは、お前だけだ」化け猫が退散したあと、環の目の前にいたのは絶世の美少年だった。彼は花嫁選別の一環として、別人の姿に変化していたというが……?家族から虐げられた娘と名家を背負う若き当主が紡ぐ、大正純愛歌。

化け猫憑きの嫁入り3巻

「あなたに嫁ぎます。私にできることをさせてください」晴信(はるのぶ)に嫁ぎ、彼を支えることを決めた環。呪詛による痣を気にする晴信を慰めるように、胸にそっと手を触れると、痣が光り輝きだして……?家族から虐げられた娘と名家を背負う若き当主が紡ぐ、大正純愛歌。

化け猫憑きの嫁入り4巻

「晴信様のお役に立てさせてください」花嫁候補として、晴信の母親との顔合わせに臨む環。女学校に通っていない環は、遠野家にふさわしくないとして反対されるが……?家族から虐げられた娘と名家を背負う若き当主が紡ぐ、大正純愛歌。

化け猫憑きの嫁入り5巻

「桃(もも)だったら、晴信様のお母様にも認めてもらえるかもしれない……」環の母は晴信に、姉妹を取り替えての婚姻を提案。突然のことに動揺する環は、なんとか化け猫が飛び出さないよう心の平静を保とうとするが、晴信の返答は……?家族から虐げられた娘と名家を背負う若き当主が紡ぐ、大正純愛歌。

化け猫憑きの嫁入り6巻

「この猫が私を守っている……?」化け猫を調査するために、環の中から強制的に出現させる晴信。いつか化け猫と向き合わねばならないと覚悟していた環だったが、いざ目の前にすると心の傷がうずいてしまい……?家族から虐げられた娘と名家を背負う若き当主が紡ぐ、大正純愛歌。

化け猫憑きの嫁入り7巻

「お前は私が選んだ人間だぞ。もっと自信を持て」呪詛に侵されてなお、周りのことを心配する晴信を支えたいと強く思う環。しかし、彼を取り巻く環境について知れば知るほど、自分が嫁として相応しい存在か不安になり……?家族から虐げられた娘と名家を背負う若き当主が紡ぐ、大正純愛歌。

化け猫憑きの嫁入り8巻

「私は晴信様を支えると決めたから、ここでくじけるわけにはいかない」晴信の屋敷を訪れたのは、須佐(すさ)隊筆頭の仁王(におう)。晴信と環が、仁王がいる客間に入ろうとすると、中から話し声が聞こえてくる。どうやら仁王は誰かと会話をしているようで……?家族から虐げられた娘と名家を背負う若き当主が紡ぐ、大正純愛歌。

化け猫憑きの嫁入り9巻

「私が死んだあとにも、必ず活きる才能です」スズが人を襲うところを晴信の母に見られてしまい、動揺する環。しかし、ここで引き下がれば晴信の呪詛の治癒ができなくなってしまうと、心を持ち直し……?家族から虐げられた娘と名家を背負う若き当主が紡ぐ、大正純愛歌。

化け猫憑きの嫁入り10巻

「あなたが遠野家の嫁に、ふさわしくないと証明するために行うんですから」環は晴信の母に呼ばれ、とまどいながらも部屋におもむく。環には解けるはずがないとわかっていながら、女学校の試験問題を解くように促す晴信の母だが、試験の結果は……?家族から虐げられた娘と名家を背負う若き当主が紡ぐ、大正純愛歌。

化け猫憑きの嫁入り11巻

「私が環の無理している姿を見たくないだけなんだ」ついに、晴信の嫁候補として正式に認められた環。ほっとしたのも束の間、晴信の元恋人を名乗る女性が訪ねてきて……?家族から虐げられた娘と名家を背負う若き当主が紡ぐ、大正純愛歌。