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うだつの上がらない男・三条の携帯電話が鳴る。「俺の嫁が拐われた。身代金を要求されている」 そう話すのは、5年ぶりに会話をする父だった。その時、三条はーー。気鋭の才能が描く、奇妙で温かいヒューマンドラマ。
【第5回トーチ漫画賞〈大賞〉受賞作】エアコン組立工場で働く川上綾は、小説家志望。 繰り返される単調な日々の中、月に一度、文芸サークルの集いを楽しみにしている。 しかしある事態をきっかけに、信じていた日常は崩壊する。 「”創作”なんかから卒業するきっかけを 本当はいつも探していたんだ」 逃れられない創作の呪縛、 この苦しみが誰かの喜びに変わる時まで――。