「うん決めた、君にしよう」 王子が結婚相手に選んだのは、ド田舎辺境育ちの「俺」!? 第二王子の婚約者を探すため、「男性限定」のお見合い茶会を開催する――ルシェーラ王国の民たちに届いた衝撃的な内容の手紙。その手紙はド田舎辺境の貧乏貴族・ラキの元にも届いた。最初はスルーしようとしたラキだが、家族の猛プッシュもあって、とんとん拍子で参加する流れに! そして迎えたお茶会当日。ラキのために家族が用意したのは、パツパツなフリルシャツに短パン・花の髪飾り…と、どう考えてもお茶会に不似合いな衣装。こんな俺が選ばれるわけねえ…そう思っていたのに、王子は他の中性的な男子には目もくれず、ラキのもとにやってきて!?
作中でわらわれるレベルで出落ち。 よく耐えたな、主人公。 よくその服が入ったな、主人公。 すべてオーダーメイドの時代と思われるのだけど、よく着れる服が売っていたな。 男性的、がっちり体型の主人公。 噂で聞く王族は中性的な男が好き。 そして家族も主人公の見た目をよくわかっていながら送り出している。 選ばれるわけないよね、と家族も考えており、旅費は王族持ちで王都へ行ける旅行としか捉えてない。 各人、土産を依頼している。 婚約者を決めるパーティと書いてあるのは、総スルー。 家族も良い性格をしている。 そして、家族のために身を挺す主人公。 冒頭へ戻る。 タイトルに興味を惹かれて読み始めただけなので、ボーイズなラブと気づかなかった。 冒頭の誰得衣装がおもしろくて、かすんでいた。 よくありそうな契約結婚系なのに、主人公一つでこんなに不可思議な展開になるとは。