あらすじ結婚して一年の優介と彩乃。マイホームは…欲しいけど中古で。子供は…一人でもできたら。人間欲張ったらダメになる。今のままでも、幸せ――二人が描く「家族像」は“そこそこ”でも充分だった。ある日、夫婦は某県の山へと出かけて日帰りトレッキングツアーに参加する。贅沢な一泊旅行はなかなか厳しいけど、小さな楽しみを大事に大事に、二人で積み重ねていきたい。今日だって、そう。……………そのはずだった。金はかくも人を狂わせる――“家族”の“絆”の…ネオ・サスペンス。続きを読む
掲載誌情報ヤングアニマル白泉社2025/02/143月のライオン/ベルセルク/ふたりエッチ/信長の忍び/当て屋の椿/チェルノブイリの祈り/アウトレイジョウ/神命のレスキュー/勇気あるものより散れ/ペンと手錠と事実婚/ぼくらの夏が裂けていく/D.ダイバー/描くなるうえは/東京殺人学園/かさねがさねの初恋ですが/紫雲寺家の子供たち/進撃のえろ子さん~変なお姉さんは男子高生と仲良くなりたい~/私の初恋は恥ずかしすぎて誰にも言えない/ロックは淑女の嗜みでして/魔法中年/じょふう/冷水と灼熱のあいだ/
作品情報著者本田優貴arrow_forward_ios巻数2巻arrow_forward_iosカテゴリ青年マンガarrow_forward_ios出版社白泉社arrow_forward_iosレーベルヤングアニマルarrow_forward_ios掲載誌ヤングアニマルarrow_forward_ios刊行期間2024/11/28~2024/12/26※電子版発売日ジャンル怪奇・ミステリー
あらすじ結婚して一年の優介と彩乃。マイホームは…欲しいけど中古で。子供は…一人でもできたら。人間欲張ったらダメになる。今のままでも、幸せ――二人が描く「家族像」は“そこそこ”でも充分だった。ある日、夫婦は某県の山へと出かけて日帰りトレッキングツアーに参加する。贅沢な一泊旅行はなかなか厳しいけど、小さな楽しみを大事に大事に、二人で積み重ねていきたい。今日だって、そう。……………そのはずだった。金はかくも人を狂わせる――“家族”の“絆”の…ネオ・サスペンス。続きを読む
ネタバレしないように内容には触れず。 漫画には、漫画文法と映画文法があると思う。 前者は、モノローグを多用したり、コマ割りの工夫によって、内容とは関係のない部分、つまり漫画的演出によって、感情を揺さぶる。 後者は、多くを語らず表情や仕草を使う。またコマ割りでの演出は控えて、シンプルなコマ割りの中でカメラアングルによって演出する。 他にもたくさんあるが、とりあえず。 そして、この漫画は、後者よりではあるが、たまに漫画的文法による表現もある。最初の性行為のシーンなど。その融合が面白い。 この漫画の問題点は、「露悪」的な部分にあると思う。カミュの異邦人や石原慎太郎の作品群などの露悪的な作品には、人間の「自由意志」を述べることを目的としている。 この作者の露悪さが、不愉快さをただ意味もなく表現している、つまり作者のフェチズムの表現だとしたら、空っぽな物語で読む価値は無い。 今のところ、こんな暗い感じってカッコイイだろ?というただのファッションに見える。まだ始まったばかり。これからに期待したい。