読んでて お、名作の予感 と久しぶりに感じた作品。 王道ファンタジーなんだけど、作品ならではの独自の観点や、キャラも光っていて読んでて世界観への没入感がハンパなく純粋に先が気になりました。 さて、その内容ですが、勇者によって魔族が敗れた世界。 かつて魔族界に君臨した「六将軍」のなかでも、最強と称された獣王ガロン。 彼もまた勇者によって倒されたはずだったが一命をとりとめて、とある目的で医者として活動する。 そんな、ガロンに命を救われた冒険者の少女ティナは、彼に興味を示し一緒に旅をする・・・という流れ。 なんといっても、モンスターやダンジョンの設定が、この作品ならではのもので読んでいて面白いし、ダンジョンにあるという「龍脈」というワードや、まだ出てきていないガロンの「師匠」の存在など細かな伏線がはられて、今後出てくるのかと思うとワクワクしかない。 1話のルビードラゴンを治す話だけでも読んで欲しい。 かつて最強として君臨していた獣王が、人間に負けて、ある種生き恥をさらしながらも、モンスターの治療にかける信念にグッときます。 また個人的に、人外と少女のバディものってツボだったりするので、その点もポイント高いです。 まだ1巻ですが、個人的にはやくも名作の予感で、予感で終わらしたくないので1巻全力応援です!
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