すべては子どものためだと思ってた
【あらすじ】専業主婦の土井くるみは長男・こうたに特別じゃなくても普通の幸せをつかんでほしいと考えていた。しかし、こうたは体が弱く、自己主張もあまりしないことから小学校のヒエラルキーが下であることを知ってしまう。また、こうたが進学予定の地元の中学校は生徒の素行のせいで評判が悪いということを知ったくるみは、親が行動しないと子どもに普通の幸せを与えられないという思いからこうたの中学受験を決意する。受験勉強を頑張るこうたのために様々な情報を仕入れて実践していくくるみ。だが、くるみの思いはこうたを、家族を次第に追い詰めていくのだった――。果たして「子どものため」の正解とは? 毒親問題に切り込む挑戦的セミフィクション。【解説】田房永子(漫画家・コラムニスト) 「モンスター母に抵抗できる唯一の武器」【「シリーズ 立ち行かないわたしたち」について】「シリーズ 立ち行かないわたしたち」は、KADOKAWAコミックエッセイ編集部による、コミックエッセイとセミフィクションのシリーズです。本シリーズでは、思いもよらない出来事を経験したり、困難に直面したりと、ままならない日々を生きる人物の姿を、他人事ではなく「わたしたちの物語」として想像できるような作品を刊行します。見知らぬ誰かの日常であると同時に、いつか自分にも起こるかもしれない日常の物語を、ぜひお楽しみください。
わたしは家族がわからない
役所勤めの真面目な夫、「普通がいちばん」が口癖のパートの妻、活発な保育園児の娘という3人暮らしの平凡な家庭。しかしある日、父親はなんの前触れもなく失踪し、1週間後に帰宅する。それから数年が経ち中学生になった娘は、父親の姿を家から離れた駅で何度も見かけたとクラスメートに聞かされ、不審に思って待ち伏せることに。大好きだった父が家に帰ってこなかった、幼い頃のおぼろげな記憶。1週間ぶりに帰宅した夫を問い詰めず、何もなかったことにした母。過去の記憶と現在の父親の行動には何か関係があるのか。父は何を隠しているのか。やがて平穏な生活は崩れ、「普通」だったはずの家族の形が少しずつ変容していく……。やまもとりえが挑む、「家族のあり方」を揺るがす衝撃のミステリコミックエッセイ!
梅さんと小梅さん
時は昭和50年代の秋田県。小梅さんはお父さん、お母さん、おばあちゃんの梅さんと暮らしています。梅さんと小梅さんは大の仲良しでいつも一緒。パズルゲーム「チクタクバンバン」で遊んだり、お風呂でタオル風船を作ったり、スースーしないサクマドロップスを選んでもらったり…。ノスタルジックなおもちゃやお菓子の話、おばあちゃんの知恵袋も満載。なつかしくて笑みがこぼれてちょっぴりホロリ。Instagramで人気のイラストに加え、描き下ろし短編7話を含む、オールカラー160ページでお届けします。【もくじ】春の梅さんと小梅さん・ふたりの朝・がまん夏の梅さんと小梅さん・笑わないで。秋の梅さんと小梅さん・もろこし冬の梅さんと小梅さん・てぶくろ・十二月三十一日・タイムカプセルあとがき
恐らく誰の人生にも影響を及ぼすことはない僕のサラリーマン生活
社会で働いていると、避けても避けても、なぜか身に降りかかってくるさまざまな災難やおかしな出来事、そして理不尽の数々。「誰の人生にも影響を及ぼすことはない…」けれど、自分にとっては一大事だったりするもの。青木ぼんろ氏のサラリーマン生活は、なぜかそんなシーンばかりで、SNSで度々話題に。同名のウォーカープラスの連載、そしてたっぷりの描き下ろしエピソードを収録し1冊になりました。「これって私のことを描いていませんか?」と疑ってしまうほどのリアルな出来事を笑いに昇華&スカッとさせてくれること間違いなし。
親に捨てられた私が日本一幸せなおばあちゃんになった話
クチコミなし
92歳のおばあちゃんが回想する「奇跡の実話物語」に、全世代の女性が涙! 養母にいじめられ、夫からは蔑まれ、戦中から戦後まで壮絶な人生を送った主人公キヨ。かつて捨てられた子どもだった彼女はなぜ幸せになれたのか? 女性にとっての本当の幸せを教えてくれる、「読めば勇気が湧き出る」物語です。
それって、愛情ですか?
クチコミなし
生まれ持った家庭環境が、子供に与える影響は計り知れない。毒親だった両親と絶縁した経験を持つ著者・尾添椿が、10人の虐待被害者を取材。ネグレクト、ヤングケアラー、性虐待、金銭的虐待など、取材を通して見えてきた、虐待被害者が、どのように毒親と決別したのか。辛い過去を乗り越え、今を生きる姿をリアルに描いたコミックエッセイ。