あらすじ

機織の街・花絲(はないと)。孤独だった機織少女は、縁を結び縁を切るという神の血を引く名家・十織(とおり)家の当主である終也(しゅうや)に嫁ぐ。真緒(まお)という名を貰い機織を通して徐々に十織家に馴染んでいくが、義母・薫子(かおるこ)は実子の終也を「化け物」と呼び忌み嫌っていて……。終也がひた隠しにしてきた真実に真緒は――?
十番様の縁結び 神在花嫁綺譚 1巻

「真緒でないのならば、僕は一生、誰とも添い遂げません」 織物の街・花絲(はないと)。家族に疎まれて幽閉され、機織だけを一途にしてきた少女がいた。ある日少女は、叔母に虐げられていたところを街の領主・十織終也(とおり しゅうや)がやって来て突然求婚される。少女は結婚の意味も分からないまま終也の手をとり、縁を結び縁を切るという神の血が流れる名家・十織家に入るが、当主の終也は家族や周囲から浮き、恐れられているようで――? 愛が深い領主と孤独な機織少女が織りなす、和風嫁入りファンタジー開幕。

十番様の縁結び 神在花嫁綺譚 2巻

機織の街・花絲(はないと)。孤独だった機織少女は、縁を結び縁を切るという神の血を引く名家・十織(とおり)家の当主である終也(しゅうや)に嫁ぐ。真緒(まお)という名を貰い機織を通して徐々に十織家に馴染んでいくが、義母・薫子(かおるこ)は実子の終也を「化け物」と呼び忌み嫌っていて……。終也がひた隠しにしてきた真実に真緒は――?

十番様の縁結び 神在花嫁綺譚 3巻

神迎への出席と新婚旅行のため、帝都を訪れた真緒と終也。帝都は終也が幼少期を過ごした場所でもあり、真緒は終也を知ることで恋を知ろうとする。だが、自分と同じ真っ赤な瞳をした青年が許嫁と間違って声を掛けてきて――? 愛が深い領主と孤独な機織少女が織りなす、和風嫁入りファンタジー完結。