「私には何も残らない」花は自己肯定力が低く、自分の意見を通せない性格で常に母親が敷いたレールで生きてきた。それゆえに「自分を持つ」ということがわからない彼女は、周囲との付き合いもうまくいかず、ますます自信をなくしていく。そうして自分に自信が持てず、物事の判断ができなくなっていた花は「モラハラ男」と婚約をしてしまうことに…。息苦しい毎日、でもそこから抜け出すこともできない。そんなある日、不思議な男性・創介と出会う。彼は自分の「好き」を大事にして、相手の「好き」も大事にできる温かく優しい男性だった。そして、創介の温かさに触れた花はようやく「自分」を取り戻そうと決意するが――…!?