ぜんぶシンカちゃんのせい 汐里 Rootport
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「あなた…ペ●スが大きいでしょう?」放課後の教室で、手をにぎりながら、学校イチの清楚系美少女・シンカちゃんが僕に話しかけてきた…!進化心理学の研究対象になってしまった僕ことトウタは、はじめて会話したその日から、シンカちゃんとお付き合いすることに…!「ヒトの性」に興味津々な、清楚美少女JKと過ごす青春ラブコメ!
「あなた…ペ●スが大きいでしょう?」放課後の教室で、手をにぎりながら、学校イチの清楚系美少女・シンカちゃんが僕に話しかけてきた…!進化心理学の研究対象になってしまった僕ことトウタは、はじめて会話したその日から、シンカちゃんとお付き合いすることに…!「ヒトの性」に興味津々な、清楚美少女JKと過ごす青春ラブコメ!
皆さんは「進化心理学」をご存知でしょうか。ヒトの行動や心理を進化論の視点から読み解くアプローチで、本作はそれに基づいたラブコメです。 『サイバーパンク桃太郎』『ドランク・インベーダー』『女騎士、経理になる。』のRootportさんが原作を、『4D』『いちいちせいち』『勇者のひざには猫がいる』の汐里さんが漫画を担当しています。お二方の作品が好きな私としては、嬉しいコラボです。 人がピザやラーメンやケーキを好む理由。 男と女に分かれている理由。 LINEで延々とおしゃべりするのが好きな理由。 人間が持つさまざまな性質を進化心理学的な観点から読み解いていくところは、多分野の知識に長けたRootportさんらしく学術的に興味深いところです。 それを、「薬指が大きいあなたはアソコも大きいはずなので確かめさせて欲しい」とのたまうヒロインのシンカさんを擁した学園ラブコメに落とし込んでいます。 汐里さんが描く美しい黒髪ロングストレートのシンカさんも、そのシンカさんに翻弄される主人公のトウタくんもかわいいです。 進化心理学に精通しているけれど世界史は苦手、なぜなら20万年の歴史のあるホモサピエンスにとって2000年はごく最近の一瞬であり戦争と疫病の繰り返しだからというシンカさん、推せます。 地味に好きなのは、生徒にマラソンを走らせてる時に「お前らがんばって走れよ! 俺も古戦場走るから」という体育教師。 「自然主義の誤謬」であったりゾウリムシには16種類の性別があるということであったり読んでいるだけでさまざまな知識に触れられるのが楽しく、1巻完結でサクッと読めますがもっともっと読んでいたい作品でした。