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「今度お見合いすることになったんだ」。その言葉と共に恋人から突然振られてしまった藤宮葵依。失意のなか自宅へ帰るとなんとマンションが燃えていた。失恋&火事という不幸のWパンチでたまらずヤケ酒をしてしまう葵依だが、翌朝目を覚ますと昨日破局したはずの恋人……ではなく彼と同じ顔の男性が隣にいて──!?
家無し・金無し・恋人無し…の三重苦に一晩で陥ってしまった藤宮葵依。そんな彼女を救ってくれたのは、失恋相手の双子の弟・廉だった。いかにも遊んでそうな雰囲気の彼のことがイマイチ信用しきれない葵依だが、行く当てもないためしばらく家に置いてもらうことに。するとさっそく貞操の危機が訪れて──!?
謎多き同居人・廉は夜に家を空けることが多い。心配していた貞操の危機は訪れないものの、もしや彼女がいるのでは?と不安なった葵依は偶然見かけた廉を尾行してみる。するとたどり着いたのはどこか見覚えのあるバー。店の前で戸惑う葵依を迎え入れたのは、見慣れない姿をした廉で──!?
葵依と廉が一緒にマンションに入っていくのを見かけた諒。「本当は付き合っているのか」と電話越しに廉を問い詰めるが、軽くあしらわれてしまう。一方、実家にいる弟との仲がいまだギクシャクしたままの葵依。早く何とかしなければ…と思い悩んでいた矢先、実家から電話がかかってきて──!?
廉との宅飲みの際に感じたモヤモヤの正体を薄々わかっていながら、葵依は考えることを放棄中。そんな折に営業先の病院で偶然諒と出くわす。あまりにやつれている彼の姿に思わず声をかけてしまった葵依。すると振った張本人であるはずの諒が「別れたことをまだ引きずっている」などと言い出して──!?
父親が経営する病院に、デリバリーをした廉。その帰り、営業に来ていた葵依を見つけるが、一緒にいたのは別れたはずの諒。葵依よりも、お見合いを優先した彼から思わぬ発言が!!それを聞いてしまった廉が思い出したのは、葵依を家に住まわせた理由…そして兄弟の過去。当時廉はあるを悩みを抱えていて──!?
「俺とデートする?」廉の誘いに乗り、ドライブをする2人。久しぶりに廉と話し、浮かれる葵依。車内では廉があるお願いをしてきて、ドキドキが止まらない!しかしデートが後半になるにつれ、気持ちは徐々に重くなっていく。帰ったらまた廉は冷たくなるかもしれない。そう感じる葵依に、廉は大胆な行動をとる──!!
「諒と鍋パーティーしない?」と言い始めた廉。だが表情は暗く、何か思い詰めている様子。一方葵依のマンションは修繕が終わり、廉と同居する必要がなくなるが……?そして鍋パーティー当日、三人で鍋を囲むも全く盛り上がらない。さらに、葵依と廉の親しげな様子を見た諒が突然、「お見合い、やめようかな」と言い始めて──!?
「今夜、引っ越します」突然、自分のアパートに帰ると告げた葵依。廉が止める間もなく、二人の共同生活は解消となってしまう。最後に廉のカフェで働く瀬名と会った葵依だったが……思わぬ本音をぶつけられることに!?一方、諒を呼び出した廉。「単刀直入に言うけど……」と頭を下げ、訴えた思いとは?
同期の飲み会の後、2軒目に行こうと誘われた葵依。しかし着いた先は、廉の経営するバー。廉は不在だが、カクテルを頼むとバーテンダーに断られてしまい……その理由には、知られざる廉の優しさが関係していて──?翌日、携帯を見ると廉からの不在着信が。慌てて掛け直すと、聞こえてきたのはいつもの元気な声ではなく……?
「好きって言えばよかった」兄と付き合っていた葵依を、復縁させようとしてきた廉。自分の気持ちは隠してきたが風邪を引いて寝込む中、想いは募るばかり。一方、廉の体調不良を知り駆けつけた葵依。やっと気づいた本当の気持ちを廉に伝えると……「ジェネリック彼氏」から始まったすれ違いの恋の行方は──?
葵依の想いを知った廉。だが、病院を継ぐため葵依と別れ、お見合い中の諒からまさかの連絡が届く。諒に幸せになってほしいのは嘘じゃない、でも──。『ジェネリック彼氏』をやめ、本当の気持ちを兄にぶつける!一方、葵依は廉に片思いしていたアルバイトの瀬名に会いに行くが……。焦ったくも甘酸っぱいラブストーリー、ついに完結!
