仏教では臓器移植をどうとらえるのか?編集部に寄せられた読者の手紙から展子は考えるようになる。わたしたちの命はほとけさまからの預かりものである、と説くひろ先生。臓器の提供を受ける者、提供する者、そしてそれに携わる医師たち…。延命の努力は、ほとけさまの教えに適ってはいないのか?展子の心の動きを追いながら仏教の生命観をやさしく説き命のあり方を再考する。
仏教では人間の生き方や教育の目的をどうとらえるのか? 子どもの幸せを取り戻す教育のあり方をおもしろ楽しく描く。
サウジアラビアに赴任した生真面目な商社マン遠井は、あるとき、憤りを感じてしまう。イスラム教徒の仕事仲間ハッサンが、約束の時間に遅れても平気な顔をしているのだ。「イン・シャー・アッラー(神の御心ならば)」と言えば、なにごともゆるされるのか?ぼくらの常識とはちがう!遠井は納得がいかない。一時帰国した遠井。友人の職場で比較宗教の勉強会が開かれることを知り、参加するのであった…。