あらすじサラリーマンをやめてマグロ漁師になった青年が、さまざまな経験をして海と闘う男へ成長する姿を描いた人情ストーリー。上司の使いっぱしりでこき使われるサラリーマン・岬太平は、恋人・明美に裏切られたショックで会社を辞め、大好きだった父親と同じ遠洋マグロ漁船の乗組員になる。しかし、そこでも太平は、同室の卑田の使いっぱしりにされてしまい……!?
NOといえない人の良い性格もあり、会社での理不尽な扱いを受けたり、失恋を経て父親と同じマグロ漁船の乗組員になるため脱サラするところから始まります。 乗組員になったあとも、船上という逃げ場がない場所で1年、いろんな荒波にもまれ厳しい現実に打ちのめされそうになりながらも一人前の海の男として大きく成長する様子が描かれます。日本で待つ家族になにがあっても帰りたいときに帰れないというのは漁師という仕事の悲しいところだなと思いました。いずれにしても冷静な判断ができる強いメンタルと、相当な覚悟がないと出来ない仕事です。