家出してあてもなく彷徨っていた少女ビーは、親戚の家へと向かう途中の自動車修理工 ルーに出会う。偶然みつけた迷子の子猫も加わり〈ウエスト〉という町を目指し一緒に旅することになった二人。しかしそこに奇妙な出来事が次々と起こりはじめ、謎の男たちに追われることに。それぞれにトラウマを抱えながら独り苦しんできたビーとルー。お互いの痛みを知った二人は、寄り添いながら、辛い過去そして自分自身と向き合っていく。
家出してあてもなく彷徨っていた少女ビーは、親戚の家へと向かう途中の自動車修理工 ルーに出会う。偶然みつけた迷子の子猫も加わり〈ウエスト〉という町を目指し一緒に旅することになった二人。しかしそこに奇妙な出来事が次々と起こりはじめ、謎の男たちに追われることに。それぞれにトラウマを抱えながら独り苦しんできたビーとルー。お互いの痛みを知った二人は、寄り添いながら、辛い過去そして自分自身と向き合っていく。
色彩でも表される、全体に流れる不穏な雰囲気。 主人公のひとりであるビーは未熟な子どもとして描かれるが、そのへそ曲げ描写が長くてちょっと辛かった。 後半のファンタジックな展開にもいまいち乗り切れず。 ただ、こういう「女2人組のロードムービー」「偶然交差するふたつの人生」「共に過ごした期間は短いが、この後の人生にもそれぞれ影響を及ぼしていく(であろう)関係性」はメチャクチャ好きだ。