あらすじ食欲と涙腺を刺激する話題作、第4集! 藤田和日郎、福地 翼、とよ田みのる、山本崇一朗、強火推し!!!! 最愛の妻・りほ子が書き遺したレシピ帳により、喪失の悲しみから少しずつ復活していく時代小説作家・米蔵卯之助。義父から「分骨の条件」として命じられた墓の購入に向けて動き出す。一方、生前の妻がタイムカプセルから掘り出したノートには、同級生や隣人への心遣い、そして胸に秘めたとあるリクエストが記されていた。納骨の前に、夫にできることは――
めっっ……ちゃくちゃ心温まるお話でした。卯之助さんの思い出の中のりほ子さんがいつも朗らかで可愛らしくて、すごく美しくて。そんなりほ子さんの遺してくれたレシピを見て料理を始める卯之助さんが、すごく素敵。 初めてのお弁当を作り上げて前を向き、書きかけだった作品を完成させたのがとてもかっこいいです。その時の表情がたまらなくて…!目のクマもなくなって、明るくなったなと…読んでてこちらの気分が明るくなりました。 料理やご飯の描写も緻密で綺麗です。ほとんどトーンがなくてペンでひたすら描いてるのかな。味があって素敵。それと3話は特に料理の描写が丁寧で、普段やらないけど料理してみたくなりますね。卯之助さんと一緒に頑張ってみたいな、そんな気持ちにさせてくれました。