啓応大学医学部准教授・真藤隼人は、食道がんの世界で「神の手」と称される凄腕外科医。東京都医師会会長の父・源一郎を後ろ盾に、啓応大学史上最年少教授の座を狙う位置にいた。ところが、隼人の前に、冴えない“万年講師”・来栖真吾が立ちはだかる。来栖は言う。「お前は患者を死に追いやる死神だ…」と。続けて、「お前の手術に意味はない、なんなら俺を手術してみろ」と挑発する。焦る隼人は「神の手」のプライドをかけ、がん手術を否定する来栖に立ち向かうものの……!? これまでの医療漫画・ドラマを完全否定する、前代未聞のドクター物語が開幕――!! がん手術と抗がん剤は寿命を縮める!? 長期入院で人格が豹変するせん妄の恐怖とは!? がん手術に付きもののリンパ節郭清に意味はない!? ……等々、内容は盛りだくさん。ぜひご一読を!!
食道がん手術に卓越した腕を持ち、“神の手”と称される真藤隼人。東京都医師会会長を父に持ち、啓応大学史上最年少教授を狙う位置にいた。ところが… 隼人の人生は、彼の事を“死神”と言い放つ謎の医師・来栖真吾と出会い、一変する。隼人はこれまでに持っていた医療常識を次々に覆す来栖を畏怖しながらも、新しい視点を与えてくれる来栖に徐々に惹かれてゆく。しかし、来栖との出会いは、ほんのつかの間だった。何故なら来栖は……!? 「ビッグコミック」連載開始から話題沸騰のこの作品。第2集では、若き日の来栖が描かれます。原爆実験で名を馳せた米ロスアラモスで行われた、巨大スケールの放射線治療実験。これは、実話です。がん治療は、科学の発展とともにどう変化を遂げてきたのか。そこにスポットを当て、葛藤する医師の姿に迫ります。
※ネタバレを含むクチコミです。